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2012年05月15日(火) 23:59
良い時代小説がない。
実に不毛である。 山本一力、乙川雄三郎、宇江佐真理、いずれも悪くはないのだが、今一歩なのだ。 ジャンルとして専業の書き手ではないが、宮部みゆきも時代小説には一応全て読んでいる。 宮部みゆきは、私には文体が合わないようで、非常に読むのを苦労する。 いまさら、山本周五郎、池波正太郎の時代を懐かしむというわけではないし、平成には平成の、21世紀には21世紀の時代小説があるべきだろう、と思い、一応苦心して渉猟はしているわけだが、不幸なことの良い時代小説に巡り合うことが出来ない。 佐伯泰英に関しては、駄文というか、むしろ犯罪的でさえある。 あまりに稚拙でつまらなすぎる。 しかし、さすがに老舗大手出版社はなかなか佐伯泰英のものを出さないけれど、中堅、新興の出版社からは、それこそ週一ではないか、というペースで佐伯康秀が出て、本屋には山積になっているし、NHKの時代劇にもなったりしてるのだから、信じられないことだが、佐伯泰英の文章を支持する層が一定数いるということなのだろう。 私はいくつかの佐伯作品を苦労に苦労を重ねて冒頭10ページくらい読んで「こりゃダメだ」と匙を投げたのだが、妻は最初の1ページすら読みきることが出来なかったと断じていた。 大御所たちは当然のことながら、白石一郎氏も鬼籍に入り、生きている作家で次回作が楽しみという作家が見当たらない。 そういうわけで、結局のところ、もう12・3回目になると思うが、藤沢周平の「蝉しぐれ」をまたまた読み始めているのである。 冒頭のあの「空気感」はいったい何なんだろう? 香りさえ漂ってくる。
藤沢周平作品を、もう一周すれば、しばらく「良い時代小説」が読めることは、約束されているのである。 |
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2012年05月10日(木) 20:59
山脇伸介 著「Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム」を読了。 昨年の1月発刊、というか、あとがきを見ると、2010年のクリスマスに脱稿しているようなので、2012年の現在の日本とFacebookを取り巻く環境はだいぶ違って来ているかもしれない。 「Facebook」がどのように生まれ、どのように育ってきたか、どういう考え方で運営されているのか、など、Facebookの基礎知識は非常にわかりやすく整理されているので、Facebookの正体が何者なのか、ということを理解するには、読んでおいて損はないように思う。 しかし、著者はテレビ局の人間なので、ソーシャルメディアの位置づけは、どうしてもマスメディアとの対比で語られている。 Facebookが何者かは良くわかるのだが、Facebookがどうなっていくか、Facebookで社会はどう変るか、という視点では、マスメディアとの関係論の執着し過ぎている気がする。 SNSには、もちろん情報共有や情報伝播という「メディア」の側面はあるけれども、それはSNSの存在意義、人々がSNSに集まっている理由の中の、「ある一面」でしかないと思う。 そこに身を置いているだけで、満たされる精神的な安寧感や、満たされる所属意識、承認欲求のいいね!ボタンによる充足などのSNSが持つコミュニティとしての側面や、カウンセリング的、精神的な側面には、あまり踏み入れていない気がした。 メディア価値、マーケティングツール価値という視点に偏り勝ちな感を受けた。 将来展望的な最終章においても、「マスメディア」vs「ソーシャルメディア」という軸で語られていて、「ソーシャルメディア」は、「Facebook、Twitterなど」という形で、FacebookとTwitterが一まとめで語られ、なぜFacebookなのか、という独自性を示唆する形にはなっていない。 マスメディア人が見たソーシャルメディア論という感じにまとまってしまっている。 とはいえ、繰り返しになるが、Facebookがどこから来た何者なのか、については非常に良くわかるので、Facebookに身を置いている方は、一度読んでみられた方が良いかもしれない。 |
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2012年05月07日(月) 23:02
K−Popガールズグループ・ブログに衣替えをした方がいいかもしれません。
最近はSecretもですが、f(x) 에프엑스、も良く聴いています。
5人組のガールズグループですが、韓国出身の韓国人はルナとソルリ2人だけ。 中国人でリーダーのビクトリアは、まだちょっと韓国語が完璧ではありません。 台湾系アメリカ人のアンバーはLAの出身。 韓国系アメリカ人のクリスタルはサンフランシスコ生まれで、少女時代のジェシカの妹です。 ・ビクトリア ソン・チエン(송치엔:宋茜) ・アンバー アンバー・ジョセフィーン・リウ (Amber Josephine Liu)(劉逸雲/류일운) ・ルナ パク・ソニョン (朴善英/박선영) ・ソルリ チェ・ジンリ (崔眞理/최진리) ・クリスタル クリスタル・チョン, チョン・スジョン (Krystal Jung / 韓国名:鄭水晶/정수정) 結構キャラクターも雰囲気も違う5人を敢えて組み合わせてみた、という感じのグループですね。 ビクトリアだけ25歳ですが、あとの4人はまだティーンエイジャーです。 なのですが、ビクトリアはスカウトされてから初めて韓国に来ているので、まだあまり言葉が完璧でないことや、天然なキャラのところも含め、一応リーダーにはなってますが、実際の歳の差ほどの押し出しがあるわけでもなく、ちょうど良い雰囲気です。 メインの方向性としては、クラブ系のクールでビートの強い楽曲が押しなんだと思いますが、 ボクは個人的には、ドラマ「パラダイス牧場」の主題歌だった、「...Is It OK(好きになっても良いですか?)」 のオケ伴奏の王道ポップス路線が結構好きだったりします。 非常に良く出来た曲だと思っているのです。 このテイストの曲ももっと歌っていって欲しいです。 |
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2012年04月27日(金) 22:35
この種の動画を「ミニチュア動画」と呼ぶのが一般的なのかどうか良くわからない?
とにかく、最近ハマっているのはこういう動画である。 微速度撮影動画とか、ジオラマ風動画という呼び方もあるように思う。 ![]() 世界中色々な方の作品があるが、私は個人的にshuuujiさんの作品が好きだ 同じくshuuujiさんの作品の北条鉄道を撮ったものも、風合いが非常にステキだ。 北条鉄道自体のビビッドな車体の色と動きと、田園風景のコントラストが良い。 微速度撮影はコマ撮りをした写真の上下をぼかして、中央にフォーカスを集め、色調をややビビッドに人口的な感じにして、それをつなぎ合わせて動画にする手法が一般的なようだ。 もちろん全て実写である。 鉄道が好きだし、鉄道模型が好きだから、鉄道ものを見ていることが多いけれども gottardo nord from fb1 visuals on Vimeo. gottardo sud from fb1 visuals on Vimeo. もちろん微速度撮影は鉄道模型ジオラマを再現するだけが魅力なのではない。 オーストラリアのKeith Loutitさんの作品は、この分野のブームの先駆け的な存在であると同時に、被写体のチョイスが実に秀逸だ。 そして、ブラジルの映像ディレクターJarbas AgnelliさんとKeith Loutitさんの共作によるリオのカーニバルの大作映像に繋がる。 私のブログに埋め込むために画面サイズを小さくしてあるので、Youtubeのものは、是非ともYoutubeのサイトに飛んでご覧いただきたい。 埋め込んだ画面の右下の「Youtube」のロゴをクリックすると新しいタブで見られるはずだ。 |
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2012年04月25日(水) 23:54
「坂道のアポロン」のオリジナル・サウンド・トラックが届いた。
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菅野よう子とジャズという問題については、「カウボーイ・ビバップ」の時から、いろいろと言われていた問題なのだけれど、ここではその問題には深くは触れない。 ただ、登場人物によるジャズの演奏シーンがあるアニメなので、劇伴部分には当然ながらジャズテイストでない音楽も当てられていて、「劇中音楽」と「劇伴」というのは、改めて言うまでもないが、全く役割が別のものである、ということだけは、整理しておいた方が良いだろう。 ナベシン監督が何故菅野よう子を起用しようとし、菅野よう子はそれにどう応えようとしたか、については、 Cut5月号に収録された
渡辺信一郎×菅野よう子「坂道のアポロン」への道 という対談に全ての経緯が語られているので、それをとにかく、まずは読んでいただきたい。 ![]() ![]() ![]() なぜ、渡辺信一郎が「坂道のアポロン」に菅野よう子だと思ったか、また、菅野よう子は「坂道のアポロン」にどういう態度で臨もうとしたのか、ほぼ語られている。 劇中で薫のPiano演奏シーンに音を当てている松永貴志、千太郎のDrums演奏シーンに音を当てている石若駿による楽曲も含まれているし、Pianoは菅野よう子、Drumsは佐野康夫に加え、Gt今堀恒雄、古川昌義、Sax本田雅人というようなメンバーで演奏されている曲も含まれている。 一応、Pf:松永貴志、Bass:鳥越啓介、Trumpet:類家心平、Drums:石若駿の4人が「Apollon Quartet」とクレジットされていて、Played by Apollon Quartetとなっている。 しかし、松永、今堀、鳥越、佐野という4人で演奏している曲もあったり、単純に2色に色分けされているわけではなく、一曲一曲、クレジットを参照しつつ聴くのも楽しい。 Bassは曲調によって、渡辺等が担当しているものと、鳥越啓介が担当しているもの、鈴木正人が担当しているものが含まれていると言った感じで、OST全体は必ずしもジャズテイスト一色に染め上げられたものではない。 シンセサイザーが前面に出てくる曲もあるし、ボーカルの曲もある。 それは、今までの菅野よう子のあらゆる「劇伴」に共通したことであって、今回のモノが特別なわけではない。 まあ、作品の世界観からして、フルオケ編成の曲はお呼びではないわけだが、菅野よう子レパートリーとして見過ごすことが出来ない楽曲が含まれているのは確かだ。 ただし、Moanin'を食ってしまうような、菅野よう子オリジナルのメインテーマ的なものは、意図してかしていないのか、まあ、ないわけで、音楽自体が劇中で役割を持ってしまっている作品の「劇伴」の難しさも感じる1枚ではある。 まだ一聴しただけなので、アニメ本編の進行や、聴きこんで違った印象を抱くかもしれないが、とりあえず、来ました、聴きましたということで。 |
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2012年04月23日(月) 21:12
このブログでトキの野生復帰の話題を書いたのは、2008年9月25日の第一回の放鳥に関するエントリーだけでなく、その準備段階でもしばしばトキのことを話題にしし、またコウノトリの野生復帰の取り組みが行われている2006年にも、いずれはトキもという形で話題にしている。
そんな感じでかれこれ6年ほどに渡って、トキの野生復帰の試みについてはこのブログで触れてきているので、今回の二世誕生のニュースは大変うれしい。 2008年に第1回の放鳥が行われてから、5回に渡って、計78羽のトキが自然に放たれてきたのだが、これまで営巣やカップリング、産卵までは行っていたのだが、孵化が確認されたのは初めてのことで、自然界でのトキの孵化は実に36年ぶり。 映像で見る限り、ヒナは結構大きくなっていて元気そうなのだが、無事成鳥となって、巣立ってくれるかどうか、まだまだ心配は続く。 しかし、これまでの5年にわたる活動を、もしかすると難しいのではないか、心配して見てきたので、とにもかくにもヒナの誕生は素直に喜びたい。 これまでの、試みがやっと実を結んだということだろう。 第一ステップは突破ということだろうか。 いろいろと環境を整えてやっても、トキはやはり、繁殖力の弱い種類であることは否定できないように思う。 そういう意味でもトキは「わかりやすい」指標なので、トキに注目することそれ自体は悪いことではないと思うのだが、絶滅危惧種というのは、見た目が美しくない生物でも、他にもたくさんあって、それぞれ個体数維持や生息環境の改善に取り組んでいる人たちがいる。 あるいは、取り組まれていない種もあるだろう。 トキが成功すれば良いという問題ではなく、コウノトリ、トキと言った大型の生物はわかりやすいから、指標として注目すべきだが、たまには他の絶滅危惧種にも目を向けてもらいたい。 コウノトリもトキも、里山という人間が関与した環境で始めて生息できる生物で、人跡未踏の天然原始林で生きられる生物ではない。 人間の営みと密接に関わっているところが、トキの面白いところ、ステキなところなので、トキを一つのきっかけにして、里山自然保護という場合の「保護」は「放置」という意味ではない、という部分に着目して見てもらいたいのである。 今春も他の孵化もあるかもしれず、来年以降にも期待がかかるし、今回お親もメスが2歳でオスが3歳だから、三世というか、野生二世の誕生もそう遠い話ではないかもしれず、完全なる自然定着を宣言できる日が来ることを願う。 ![]() 最近は動画もすぐにちゃんと公開される |
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2012年04月19日(木) 22:59
マリーンズのことと、K−Popガールズグループのことに話題が偏り過ぎているのは確かなのだが、目下のところの興味の対象なので仕方がない。
最初、少女時代を聞いていて、そこから、KARA、T-ARAと順調に進んで来ているわけだが、Secretも非常に気になる。 あと、時間の問題で、f(x)も何か買ってしまう気がする。 グループではないが、ここでも紹介したIUも外せない。 韓流アイドルなら、何でも良いんじゃないか、と思われるかもしれないが、A-PINK、Rainbow、AFTER-SCHOOL、など、あんまりピンと来ないものもあるので、何でも良いわけではないし、どの子もみんな可愛いと思っているわけでもない。 楽曲も含めて、好き嫌いはある。 2NE1も良いとは思うが、少しボクの好みとは違うかもしれない。 さて、そんな中でSecretだ。 活動のキャリアはそんなに長くないけれども、着実に売れてきているように思う。 先日入手して、現在聞いているのは、ファースト・ミニアルバム、ファースト・フルアルバム、セカンド・ミニアルバムだ。 それぞれのアルバムの代表曲の動画を貼ってみた。 1st Mini Album
Magic First Full Album
Love is Move 2nd mini Album
Madonna この3曲を知っていれば、もうあなたもSecretについて十分語れるだろう。 韓国版のアルバムはどれも豪華ジャケットで、普通のCDラックに入らないし、形が様々なので、整理に非常に困る。 ぼやっと聞いていると、気付かないかもしれないが、3つめのMadonnaは、日本語版をあげてみた。 ああ、そうだ。上記の3曲よりも前にまずこれだ! Shy Boy まずは、これを。 これが耐えられないという場合には、ちょっとオススメできないかも。 <追記> 上のSONY MUSICの日本語版が、うまく再生されないようなので、韓国語版も貼っておく なんというか、ちょっと懐かしい感じのするサウンド作りで、心地よい部分がある。 タイトル曲は当然ながら、アップテンポのわかりやすい楽曲になっているのだが、アルバムにはスローなバラードも含まれている。 Secretも注目していただきたいグループである。 |
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2012年04月17日(火) 23:30
NaxosのNaxos Music Libraryは、月額\1,890で、NaxosやNaxos傘下の各レーベル、6万枚に及ぶCDがどれだけでも、聴き放題になるというありがたいシステムだ。
iTunesのようにダウンロードはできないけれでも、ストリーミング再生ならば、アルバム全部まるごと全部聞くことが出来るし、iPodに入れられないとは言っても、iPhoneの専用アプリでストリーミング再生することも出来るから、実質的にいつでもどこでも聞ける。 iPhoneアプリの方から入ると、いろいろコーナーがわかれているけれど、「予想外に売れたCD」というコーナーがあり、ここは注目すべきだろう。 このコーナーの結構上位に、トーマス・ザンデルリンクがノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団を指揮した、セルゲイ・タネーエフの交響曲第1番・第3番のCDがランクインしている。 タネーエフの交響曲は既に他のCDを持っているのだが、今日、iPhoneでこの交響曲第1番、第3番を聞いて、改めてやっぱり、タネーエフはイイ!と、思って、結局CDの板の方もポチッとしてしまった。
トーマス・ザンデルリンクは、お父さんを凌ぐかというような人気指揮者になりつつあるが、Naxos価格で演奏が聞けるのはうれしい。 4曲の交響曲、いずれも捨てがたい。 セルゲイ・タネーエフのロシアン・ロマンチシズム、絶賛再評価中である。 ![]() |
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