日々の雑学 ●●●
日々、ふと思ったことを書いていきます。   ・・・千葉ロッテ・マリーンズ、菅野よう子、再生可能エネルギー、自然環境、里山、棚田、谷津田、日本近世史、歴史小説、時代小説、クラシック音楽、・・・などなど。
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「鹿島川から印旛沼へ」3/14にミニ・シンポジウムやります
2015年03月04日(水) 23:55
kashimagawa_20150314.jpg

千葉市内の昭和の森に源流を発し、千葉市、四街道市、八街市、佐倉市を流域とする鹿島川は印旛沼に流入する最大の流入河川です。
千葉県民の飲料水ともなっている印旛沼ですが、汚染度全国ワーストワン湖沼という不名誉な結果となっています。

何が問題なのか、どんなことが出来るのか、鹿島川流域を活動地域とする環境団体や自治体関係者が集まって、報告会、意見交換会を行ないます。

2015年3月14日(土) 14:00~16:30
千葉市都賀コミュニテイセンター 2階会議室
(参加無料)

第一部 <団体等報告会> 司会 小倉久子

1.加賀清水公園の湧水の保全について 佐倉市環境政策課 大塚 孝
2.残土埋め立てと飲料水 NPO法人四街道メダカの会 理事長 任海正衛
3.農地の保全と鹿島川上流域の水質に関すること 水土里ネット印旛沼 高橋 修 東京農工大学農学部 小美野聡子
4.里山の再生と豊かな生活 NPO法人ちば環境情報センター 代表 小西由希子

第二部 <参加者による意見交換会> 司会 小西由希子

主催 印旛沼環境団体連合会
後援 印旛沼流域水循環健全化会議、千葉市、佐倉市、四街道市、八街市

ぜひぜひみなさんお越し下さい。
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市民エネルギーちば 発電所候補地
2015年02月02日(月) 22:57
市民エネルギーちばで、今後、ソラーシェアリングによる市民発電所を設置していく候補地を見に行った。

いま相談を受けている、他の市民発電事業者さん向けの候補地も含めて。

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きれいに造成された畑地だが、広大な範囲が耕作放棄地となっている
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2015_0202_sousa_0034_R.jpg

いずれも、現在稼働中の匝瑳第一発電所のごく近くの場所。
敷地の形状も景観も良く、申し分のない候補地だった。

今後の発展に期待が膨らむ。

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「千葉県における林産物(シイタケ等)の放射能検査の状況とその結果について」
2013年11月15日(金) 21:40
「千葉県における林産物(シイタケ等)の放射能検査の状況とその結果について」という内容で勉強会があった。
千葉県農林水産部森林課の方を講師にお迎えして、現状をうかがった。

しいたけは、放射能という問題については、なかなかやはりむずかしい作物で、厳しい実情がよくわかった。

県が公開している資料はこちら

食品の100ベクレル/kg未満という暫定基準の是非自体はさておき、100ベクレル/kgという基準でもなかなか出荷が難しい地域が多い。

原木なめたけでは出ないので、やはりしいたけが特殊なのだが。

shiitake20131114_jpg.jpg

この地図を見てもわかる通り、ざっくり市原市でないと出荷が出来る水準にないし、君津市富津市も出荷制限中である、というのが現状だ。

「移行係数」というものがあって、土壌がこれだけの放射能だったら、そこで収穫される作物にどれだけの放射能が出るか、という係数である。
これは普通は1.0以下なのだが、原木しいたけの場合は、2.0とされていて、ほだ木の測定値が50ベクレル/kgだと、収穫されるしいたけでは100ベクレル/kgとなる。

したがって露地の原木しいたけでは、ほだ木にする原木そのものが50ベクレル/kg以下でないと、基準値の100ベクレル/kgのしいたけの収穫が見込めない。
これは、標準的な係数であって、必ずそうなる、というわけではなく、過去のデータから見て、それくらい見ておいた方が良い、という値である。

禁床しいたけはそれほどの値は出ないのだが、それでも禁床にはしいたけの場合「おが粉」を使うのが一般的で、元々は樹木であり、それがどういう由来のものか、によってしまう。

いたずらに心配をあおっても仕方ないのでフォローしておくと、基準値を超えたものは市場に出回らないので、関東産のしいたけであっても、流通に乗っているものは、大丈夫なものである。
こういう話題を書く時に、風評被害を助長するのではないか、という心配は常にある。

千葉県はそれほど大規模なしいたけ農家が多くあるわけではないが、北関東には大規模なしいたけ農家が多い。
ほだ木を一本一本を専用の洗浄機にかけているそうだ。

表土の線量の高い場所が必ずしもほだ木の線量も高いわけではなく、なかなかこういうところに注意すればよい、という因果関係がつかめないところが難しいらしい。

しいたけを主に栽培しているわけではない農家では、出荷停止が続く間に、もうしいたけ栽培をやめてしまおうか、と考えるところも増えているようで、深刻な課題だと言える。

実測値の分布を見ても、なかなか地域的な分布には距離的な因果関係が見られず、以外なところで高い値が出て、北部でも「検出せず」(N/D)のところも多い。

たけのこはほぼ問題なく、山菜ではほとんど検出せず、ということで、山の幸も様々なので、正しい情報を知る必要がある。
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小泉首相の記者会見
2013年11月12日(火) 23:29
小泉首相の脱原発発言は、今までは地方の講演などの一部だったわけだが、今日は始めて日本記者クラブでの記者会見だった。



即時ゼロにすべき、という発言主旨には、明解な芯が通っている。

数十年前から公害問題などを抱えながら、環境政党が一向に育たない日本にあっては、こういうリーダーシップを期待できる受け皿がなかなかなかった。

これを受けて政権側からは、また、カウンターの反応があると思うわけだが、ぶれずに行って欲しいものだ。

論議が盛り上がれば盛り上がるほど、原発には利がないことが晒されてくるわけなので、かき回してくれるだけでも意味はあるのだ。

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地中熱ヒートポンプ
2012年02月28日(火) 23:42
再生可能エネルギーとか、発送電分離とか、スマートグリッドとか、特定規模電気事業者(PPS)からの電力購入とか、いろいろあるわけだけれど、目先の話として、最も手軽に手を付けられ、技術のハードルも、法律のハードルも低い対策として、もっと真剣に考えた方が良いのは、地中熱を利用したヒートポンプ空調だと思う。

地中の温度は年間を通じて一定で、平地だと17℃くらいとされている。

その地中の部分と熱をやりとりして、空調に利用しようというものだ。
原理自体は電気発明以前の「氷室」と同じもので、効率の点では新しい技術いろいろは出てきているが、仕組みは原始的なものだ。

循環させるのに、水を使うかどうか、コンプレッサーを使うかなど、ちょっとしたバリエーションはある。

ヒートポンプは発電でもないし、燃焼でもない。
従って、煮炊きをしたり、洗濯機を回したりすることは出来ない。
しかし、エネルギー消費の多くを占める空調を、外部からのエネルギー供給無しに、CO2の排出を極端に抑えて、冷房時の外気への廃熱もなしにすることが出来る。

水もしくは空気などの地下熱と循環させるのにエネルギーを使うれど、熱を作ったり、冷気を「作る」ことにエネルギーを使うわけではない。

冬は地下の17℃の温度を部屋に導き、夏は地下の17℃の温度を部屋に導いてやるだけのことで、あとは如何にロスを少なく出来るかということだけを考えれば良い。

地下の熱利用だけれども地熱発電と根本的に違うのは、地熱発電は100℃以上の地下熱で蒸気を作ってタービンを回して発電するのに対して、ここで言っている地中熱はどこにでも普通にある、地下の熱と地上との温度差を利用するだけだ。

最近注目されているのは、東京スカイツリーや、羽田空港の新ターミナルビルが、この地中熱ヒートポンプの空調を導入したこともある。

ヒートポンプそれ自体では、ソーラーパネルのように、発電が出来るわけではないから、「エネルギーシフト」というのとは少し意味合いがずれるかもしれない。

地中熱ヒートポンプを導入しても、得られるのは「年間を通じた17℃の熱」だけであって、テレビも電子レンジも動かないし、お湯も沸かすことは出来ないので、電気やガスを買う生活と訣別出来るわけではないからだ。

しかし空調に必要なエネルギーが、ランニングコストは桁違いに安く、しかも原料は取り放題で尽きることがなく、排出物もなくなる。

今のところ、セブンイレブンが今月出店した試験店舗は、JFEスティールエンジニアリングの「GeoTOPIA(ジオトピア)」というシステムを使っている。
heatpomp.jpg

さしあたり事業者向けなのだが、個人住宅向けにもいろいろと工務店レベルで考えられているものあって、エコハウスの取り組みとしては、非常に有効なものなのだが、もっと普及して欲しい。

真冬と真夏に冷暖房で電力会社の電気が不要になる施設や家が増えれば、ピークカット効果は大きく、代替エネルギーの選択肢も広がってる。
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オーランチオキトリウム
2012年01月01日(日) 22:01
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ながらではあるが、新年の初頭にあたって、夢のある話を。

バイオ・エネルギーは、陸上で栽培する植物よりも藻の方が、桁違いに効率が良さそうだというのは、大体間違いのないところに落ち着くように思っている。

サトウキビ由来のバイオディーセルで、既に先を走っているブラジルでも、バイオエタノール用のサトウキビ栽培畑が、天然森林を侵食し、食用食物の畑とも競合してしまうことが問題になっている。

藻は環境さえ整えてやれば、どのような場所でも栽培することができ、収穫物が炭水化物であるにせよ、何であるにせよ、時間効率と面積効率が圧倒的に有利な上に、天然林や食用作物の栽培地と競合する心配もない。

光合成タイプの藻であれば、日照の多い砂漠地帯に培養池を作れば、既存の植物と全くバッティングせずに、不毛の土地を宝の山に変えることができるわけだ。

「光合成タイプ」と前段でわざわざ書いたのは、ここで書こうとしている藻が光合成しないタイプの藻だからである。

オーランチオキオリウムは、筑波大学の渡邉信教授が沖縄の海で採取した藻である。

aurantiochytrium_001.jpg

渡邉氏は、オーランチオキトリウムで日本を産油国に帰ることが出来ると言っている。

オーランチオキトリウムの特徴は、炭水化物を生成してエタノールを得るという過程を経ずに、直接、石油に非常に近いオイルを生産することにある。

燃焼にもできるし、石油と同じように合成樹脂製品の材料にも容易に使える。

ただし、オーランチオキトリウムの最大のネックは、藻なのだが自力では光合成で増殖することは出来ず、他の有機物を「エサ」として与えなければいけない点だ。

しかし、エネルギー変換効率が桁違いに良いので、他の藻をエサ用に培養して、オーランチオキトリウムに与えても良いのではないかと言う話になって来ている。

なんでこの話題を、突然に持ち出したかというと、今日のTBSの「夢の扉+」で、「世界初実験石油をつくる奇跡の藻」として、向井理くんがレポーターになって、渡邉先生のところを訪ねている。
向井君は遺伝子工学をやっていたので、研究室の雰囲気や寒天培養とか、エライ懐かしがっていた。

渡邉氏の説はこちら参照

watanabe_001.jpg

この番組の中でマツダの協力を得て、70%オーランチオキオリウム由来のオイルを燃料にマツダのテストコースを実車で走っており、おお、なかなか良い所まで来てるじゃんか、と思ったのである。

しかし、この稿を書こうといろいろ調べると、「オーランチオキオリウムはもう古い」というような文章も見つかったりするし、藻はとにかくいろいろ種類があるし、今までそんなに一生懸命研究されて来た分野ではないので、どんなものが今後見つかるかわからない。
渡邉氏がオーランチオキオリウムを発見したのも2009年のことだ。

勝谷誠彦氏がオーランチオキオリウムを持ち上げ過ぎているので、褒貶半ばする勝谷氏だけに、いろいろカウンターオファーは出て来ると主思う。

いずれにしても藻が生物学的にも経済的にも、有望であることは、まず間違いない。
藻の分野に注目が集まり、研究や投資も活発になっていくことは、代替エネルギーへの道を模索したい私としては歓迎したいことだ。
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「自然エネルギー財団」設立イベント
2011年09月12日(月) 23:30
孫正義が4月頃に私財10億円を投じて設立することを表明していた「自然エネルギー財団」の設立イベントが今日行われた。

今日朝から晩までかかって、講演やパネルディスカッションが行われていたので、とてもではないが、私も一部を見ただけだけれど、孫さんの論調も3月4月の頃から比べると、だいぶ勉強された感じがあって、FUKUSHIMA後の反射的な反応からはずいぶん練れた中身になっている感を強くした。

Ustreamにアーカイブされているので、いつでも見ることができる。
同時通訳はやってる方の大変さはわかっているのだが、聞くほうも非常にくたびれるので、生中継は終わったtころで、誰かこなれた日本語に、訳して当てなおして欲しい。

お手並み拝見、という部分はあるけれど、発言が注目される人物が声を出す、ということだけでも、孫さんの動きには期待しているのだけれど、もっと実質的に動かすパワーを持つかもしれない。

アジアスーパーグリッドの話は脱原発派の人にとっても、ちょっと飛躍しすぎな感があるかもしれないが、自然エネルギーの分布分散リスクは、送電方法の発想転換で相当回避できることは確かだ。

「パラダイム・シフト」と言うキーワードがサブタイトルのように付けられているけれども、電力の問題だけではなく、日本が現在かかえるあらゆる社会問題に「パラダイム・シフト」が求められている気もする。

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まだ、他の方々の講演や、パネルを全て見たわけではないので、包括的な感想を述べるわけには行かないけれど、固定買取法案の通過と同様、何かが動き出したとは思って良いのではないだろうか。

このイベントに出席中で「自然エネルギー財団」の理事にも就任した飯田哲也氏に「経済産業大臣に枝野氏」の第一報を耳打ちすることができたのは、偶然にも私であったが、
tweet_20110912.jpg
それは余談。

TBSのニュースがYoutubeに上がっているので、参考までに貼っておく。

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原発ゼロ社会―いまこそ 政策の大転換を〈朝日新聞社説特集〉
2011年07月13日(水) 23:18
今日、菅首相は国民向けメッセージで、「脱原発」を明確に宣言した。
日本にとって歴史的な日となった。

そのメッセージ発表の前に、朝日新聞が今朝、社説特集を組んでいて、その冒頭部分は、非常に明解に原発問題の現状と、私たちが今後目指すべき道を、極めて現実的な視点で指し示していると思うので、冒頭部分だが全文を引用する。

原子力発電の持つ根幹的な問題は1980年代から指摘されて来た問題だったわけだが、反原発の運動というものは、「極左」の言う極論扱いで、メディアも全然まじめに取りあげて来なかった責任はあるし、我々国民も原子力発電の問題は、でんこちゃんに言われるままに、特に疑問を持たずに受け入れてきた責任はある。

原子力はやめた方が良いんじゃないか、という話を少なくとも2006年には書いている、当ブログではあるけれども、「原発廃止」という切り口で正面から言及しているわけではなく、里山自然の問題から、木質バイオマスエネルギーや、小水力発電の話をちょこちょことしてきたのであって、「反原発」という旗幟を鮮明にして声高に継続して言ってきたわけではない。

そういう意味では、前世紀から再生可能エネルギーに関する著作は、相当興味を持って渉猟してきた私自身も、再生可能エネルギーにはずっと興味があったけれど、「反原発論者」であったわけではなく、無自覚な国民の一人として責任を等しく感じている。

<朝日新聞社説特集>

大軒由敬(論説主幹)

 日本のエネルギー政策を大転換し、原子力発電に頼らない社会を早く実現しなければならない。

 いまだに収束が見えない福島第一原発の事故を前に、多くの国民もそう思っている。朝日新聞の世論調査では、段階的廃止への賛成が77%にのぼった。

 なにしろ「止めたくても止められない」という原子力の恐ろしさを思い知った。しかも地震の巣・日本列島の上にあり、地震が活動期に入ったといわれるのだ。再び事故を起こしたら、日本社会は立ち行かなくなってしまう。

 そこで、「原発ゼロ社会」を将来目標に定めるよう提言したい。その方策については、社説特集をオピニオン面に掲載したので、お読みいただきたい。

 脱原発を進めるポイントは、時間軸をもつことである。

 これまで電力の3割近くを原発に頼ってきた。ここで一気にゼロとすれば電力不足となり、生活や経済活動が大きな打撃を受けるだろう。過度に無理せず着実に減らしていく方が現実的であり、結局は近道にもなるはずだ。

 原発の寿命は40年がひとつの目安とされている。もう新たな原子炉は建設せずに40年で順に止めていくと、2050年にはゼロになる。これでは遅すぎるが、代替電源の開発・導入に力を入れ、節電にも努めれば、ゼロの日をそれだけ早めることができる。

 代替電源の希望の星は、風力や太陽光を始めとする自然エネルギーだ。これを増やす方向へエネルギー政策を転換し、電力会社による地域独占体制を抜本的に改めて自由化を進める。それが社説で描いたシナリオである。

 これまでは、原発増強を最優先させ、自然エネルギーを陰に陽に抑制してきた。自然エネルギー源は各地に分散していて地域密着の発電になるので、自由化による新規参入が欠かせない。需給に応じて変動する電気料金にすれば、節電を促すことにも役立つ。

 ただし、まだまだコストが高い。急激に導入すれば電気料金を押し上げ、暮らしや経済活動の重荷になる。どのていどの値上げなら受け入れ可能か。危険な原発を減らすことと天秤(てんびん)にかけ、国民的な合意をつくりつつ廃炉のテンポを決めていくことが大切だ。

 また、それまでには時間がかかるので、当面は天然ガスなどの火力発電を強化せざるをえない。二酸化炭素を出し、地球温暖化の防止にはマイナスに働くが、自然エネルギーの開発と省エネを進めていき、長期的には脱原発と両立させねばならない。それが日本の国際的な責任でもある。

 以上の努力を重ねていって、ゼロにできるのはいつか。

 技術の発展や世界の経済情勢に左右され見通すのは難しいが、20~30年後がめどになろう。

 そこで、たとえば「20年後にゼロ」という目標を思い切って掲げ、全力で取り組んでいって、数年ごとに計画を見直すことにしたらどうだろうか。

 現在は、54基ある原発のうち35基がすでに休止しており、8月までにさらに5基が検査で止まる。この状態であっても、私たち一人ひとりの節電努力でこの夏の需要最盛期を乗り切れたなら、かなりの原発はなくても大丈夫であることを証明したことになる。

 今後は安全第一で原発を選び、需給から見て必要なものしか稼働させなければ、原発はすぐ大幅に減る。ゼロへの道を歩み出すなら、再稼働へ国民の理解も得やすくなるに違いない。

 戦後の原子力研究は「平和利用」を合言葉に出発した。しかし、原発が国策になり、地域独占の電力会社と一体になって動き始めると、反対論を敵視してブレーキが利かなくなった。

 多くの国民も電力の源についてとくに考えずに、好きなだけ電気を使う生活を楽しんできた。

 原発から脱し分散型の電源を選ぶことは、エネルギー政策をお任せ型から参加型へ転換し、分権的な社会をめざすことにつながる。それは、21世紀型の持続可能な社会を築くことにも通じる。

 きょうの社説特集は「原発ゼロ社会」へ向けたデッサンにすぎない。必要なのは国民的に議論を深めながら、やれることから早く実行へ移していくことである。


福島の問題がなかったとしても、原子力発電はどうやって処理したら良いか、世界中の誰も本当の意味では良くわかっていない、使用済み核燃料というものを出し続けるシステムだ。
出来ることならやめた方が良いのである。

それとエネルギー源の問題と同じくらい重要な問題として、エネルギー効率の問題というものは、今後真剣に取り組んで行く必要がある。

電気で熱を作るのは、絶対にやめた方が良い。
IHクッキングヒーターとかは、もう禁止した方が良いのである。
夏の冷房は代替の方法がないから仕方ないけれども、冬の暖房に電気を使う生活は避けようと思えば避けられる部分がある。
IHクッキングはものすごい非効率なエネルギーの使い方をしているわけだが、得られる利便性と、エネルギー効率の非効率さ、というものは真剣に考えないといけない。
どうしてもガスコンロではダメなのか?
これは冷房か、扇風機かという選択とは次元の違う話だ。

とにかく、電気で熱を作るのは、全く無駄で馬鹿馬鹿しい。

一方で回転エネルギーは電気から得た方が良い。
電気自動車とかはもっともっと研究していかないといけない。

燃焼を回転に変えるのは、これも効率悪いのである。
そういうライフスタイルの見直しをしながら、生活の利便性を損なわずに、総消費電力を下げていく社会というのは実現可能だと思う。

我慢しない節電、というか、節エネルギー、に向けてもっともっと努力の余地があるのだ。

興味のある方は、例えば、「地中熱」というキーワードで検索をかけてみて欲しい。
我々のまだ知らない画期的なライフスタイルが、結構身近な「お値段」で存在しているのだ。

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NHK爆問学問での「再生可能エネルギー」
2011年06月02日(木) 23:59
再生可能エネルギーの問題は、2005年にこのブログを書き始めた当初から、大きなテーマの一つで、結構継続して書いてきたつもりで、飯田哲也氏の著作などもここで、だいぶ紹介してきたつもりでいる。

3.11以降、逆に再生可能エネルギーの話は、何か妙にトレンドに乗ろうとしてる感が出てしまって、書きにくくなっているのだが、NHK爆問学問に、飯田哲也氏が出演していたので見た。

最近、毎日テレビに出てる感じのある飯田さん、やや枝野化しつつあり、お体は大丈夫なのだろうか、と心配になってくる。
何も飯田さんほどの第一人者を呼ばなくても成立するだろう、と思われるような扱いのコーナーにも、骨身を惜しまず出演されていて、頼もしいけれども、続く人の2人や3人いないのか、という気もしてくる。

爆問学問での再生可能エネルギーの紹介のされ方は、ヨーロッパ各国の政策転換も決して簡単に進んだわけではないこともきちんと紹介されていたし、再生可能エネルギーもお定まりの太陽光、風力だけでなく、小水力、藻を中心としたバイオマスもちょこっとは紹介されていて、30分番組としては、なかなか良く収まったのではないだろうか。

太田光が「文明批判になっては」いけない、と言っていたのは、まさにその通りで、エネルギー消費は必然だし、不可欠だ。

ただ、もう少し賢いやり方があるはずで、政府やメディアは、もっと誘導してくれないといけない。
もっと効率良く、我慢をせずに、省エネルギーを達成する手立ては山ほどある。

再生可能エネルギーは分散型に出来るところがメリットなので、例えば小さいところ、伊豆大島なら伊豆大島でもいいけれども、伊豆大島を完全にエネルギーを島内で自給するテストケースとして、離陸させてやることとかを試すことが出来るのだ。
別に島でなくても良いのだが、わかりやすいから島を例に出しているが。

山間の村で、小水力と、間伐材バイオマスだけで自立します、というところもあっても良い。
人口が少ないところの方が、テスト運用はしやすいのだ。

そうやって自立していくところが増えていき、多様性に富んだ様々なパターンをどんどん離陸させていき、何も国策の大転換を待たなくても、小規模なところから試してみることができるのが自然エネルギーの良いところだ。

われこそはと思う自治体はエネルギー自治に名乗りをあげて欲しいと思う。
再生可能エネルギー・自然エネルギーの普及は、エネルギー政策を国が決めなければいけない時代の終焉をも意味している。

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アホウドリの聟島への移送プロジェクト
2011年05月29日(日) 21:21
今日のNHKの「ダーウィンが来た」で、アホウドリの聟島への移送プロジェクトをやっていた。

その後どうなっていたのか、ずっと気になっていたが今日の番組で良くわかった。
順調に進捗しているようで何よりだ。

ahoudori_mukojima.jpg

鳥島の火山噴火のリスクから分散対応として、雛を小笠原諸島の聟島に移して、そこで人工飼育で成鳥に育てて巣立たせ、聟島帰ってくるのを待つプロジェクトである。
いずれは聟島を自然繁殖の場所として定着させたいのである。

移設は2008年に10羽、2009年、2010年には各15羽を移送してそれぞれ巣立った。今年2011年も15羽を移送し、飼育中である。

アホウドリがアリューシャン列島近海で育ち、帰巣本能で生まれた場所に戻ってくるまでには3~4年かかるとされていて、2008年に巣立った個体が帰ってくるすれば、早くて今年の春、ということだったわけだが、無事に成鳥に育って、鳥島に戻る群れとも紛れずに、ちゃんと聟島に帰って来てくれた。
ひとまず移送プロジェクト第一段階成功ということだろう。

アホウドリは30年にわたる一生を同じカップルで過ごすので、ペアリングは非常に慎重に時間をかける。
今年帰ってきたメンバーも、上の写真の雌Y10と雄Y07は、求愛行動をするにまでは至っているが、実際につがいになるのは、今年の秋から冬頃ではないか、とのことである。

絶滅しそうな動物に人が関与してどこまで回復できるか、というテーマは非常に興味があるが、上手く行く種もあれば難航する種もある。
今後も聟島のアホウドリの動向に注目したい。

余談だが、番組の中で今後の放送予定の番宣で、菅野よう子の「創世のアクエリオン」から「high spirit」が使われていて印象的だった。

普通にテレビを見ていれば、菅野よう子さんの音楽を聞かない日はない。
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非食用バイオ燃料、新日石・トヨタなど6社共同研究
2009年02月09日(月) 23:31
新日本石油、三菱重工業、トヨタ自動車、鹿島、サッポロビールのエンジニアリング子会社、東レの6社は9日、食糧用途にならない植物からバイオエタノールを効率的に生産するための研究を共同で進めると発表した。

6社は「バイオエタノール革新技術研究組合」を設け、東京大や北大、国の研究機関などの知恵も借り、食料にならないイネ科の植物を原料に、セルロース系のバイオエタノールの一貫製造を目指して研究開発を進めるそうだ。
平成27年までに原油に対抗できるコストで大量生産する技術を開発するのが目標だそうだ。

非食用植物からのバイオエタノール研究開発が本格的に始動し、原油に対抗できるコストを目指すということで、今後の研究開発の進展が期待される。

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とりあえず目出度いアメリカの環境政策チェンジ!
2009年01月27日(火) 22:30
オバマ新大統領のもと、アメリカの環境政策も大きく舵が切られた。

温室効果ガスに関して従来より厳しい対応をしていくことになりそうだ。

世界最大の排出国であるアメリカの「チェンジ」は素直に歓迎したいところだ。

今後より具体的な政策が打ち出されてくることを期待する。
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小笠原のグリーンアノール
2009年01月24日(土) 22:23
小笠原諸島で外来種のトカゲ、グリーンアノールが大繁殖して、在来の固有種を捕食し、絶滅の危機に瀕している昆虫などがいることは以前から報道されていた。

今日の朝日新聞夕刊第1面に、グリーンアノールから小笠原固有の昆虫を守るためにフェンスを設けて聖域を作る記事が出ていた

トカゲくらいの小さな生き物は完全な駆除も難しいだろう。

フェンスで囲われた聖域は小笠原固有種の最後の砦となるのか、今後の動向が注目される。

野生化したヤギも小笠原では問題になっており、外来種の繁殖が世界自然遺産への登録の障害にもなっている。
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JALがバイオ燃料で試験飛行
2008年12月16日(火) 22:30
日本航空(JAL)がバイオ燃料を用いて、来年1月に試験飛行を行うと発表した。

羽田空港を発着し、八丈島沖を約1時間飛行する計画で、アブラナ科の植物カメリナを主原料としたバイオ混合燃料を使う。

カメリナ84%、低木の落葉樹ジャトロファ15%、藻1%を混合した非食物系の植物を原料とし、このバイオ燃料と、通常のジェット燃料(ケロシン)を50すつ混合し、ボーイング747-300型機の4基のエンジンのうち1基を運転するという。
他の3基のエンジンは通常のジェット燃料で運転される。

飛行中の性能、加速性の性能のほか、飛行中に一度エンジンを止めて再始動したりして安全性をチェックするという。

非食物系バイオ燃料は「第2世代バイオ燃料」と呼ばれたりするが、その第2世代バイオ燃料でのテストだ。

大量に燃料を使う航空業界でのバイオ燃料の本格テストに注目したい。

<カメリナとジャトロファ>
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カナダのオイルサンド
2008年12月02日(火) 19:35
昨日の朝日新聞第1面にカナダのオイルサンドの記事が出ていた。

オイルサンドとは、油と砂が混じった粘りの強い地層のこと。

オイルサンドは油と砂を分離させるのに湯を使うので、石油の2~3倍のエネルギーを生産段階で必要とする。
石油代替の新エネルギーと言っても化石燃料であることは石油と変わらず、生産段階でもエネルギーを多くの消費し、残土の廃棄場所も汚染を広げることから、環境負荷という面では石油よりも高負荷な厄介なものだ。
温室効果ガスの排出量も石油よりも多くなる。

従来は生産コストの問題から石油と太刀打ちできなかったが、石油高騰の結果、オイルサンドも採算が合うようになってきて俄然注目を浴びている。
カナダのオイルサンド掘削地はゴールドラッシュの趣があるという。

2002年末からカナダのオイルサンドは原油の埋蔵量に算入されるようになった。
その結果、カナダの原油埋蔵量は35倍になって1790億バレルとなり、世界21位から一挙にサウジアラビアに次ぐ第2位に大躍進した。驚くべき事態だ。

「オイルサンドの時代が始まった」と、カナダの開発業者関係者は言い、カナダ政府が京都議定書で定めた1990年比6%減の目標が達成できないと、昨年春に早々と発表したのもカナダ国内で勢いづくオイルサンドの増産と無縁ではない。

オイルサンドの全世界の推定埋蔵量は1.7兆バレル、石油の確認埋蔵量1.2兆バレルをしのぐ。

カナダのほかにベネズエラのオリノコ川流域に全埋蔵量1兆バレルあると言われている。

このオイルサンドの誘惑は実に憂慮すべき事態だ。

石油の次はオイルサンド、と進む流れはクリーンエネルギーを目指す流れとは全く逆行する。

世界の思慮深い選択が安易な環境高負荷資源に向かわず、困難があろうとも自然エネルギーへの選択に向かう事を願ってやまない。

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大多喜町での廃てんぷら油・バイオディーゼルの試み
2008年07月23日(水) 23:36
千葉県の大多喜町が家庭から出る廃てんぷら油を回収して、バイオディーゼル用の燃料として再生し、軽油より安い値段で、いすみ鉄道に供給し、いすみ鉄道はバイオディーゼル混合の燃料でディーゼルカーを走らせている。

何よりも経済的に、軽油より安いコストで提供できるモデルを作ったところが素晴らしい。

小さいエリアで小回りの効く再生可能型資源への転換の試みである。

他の地域でも見習うケースが出てくると面白いのだが。
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電池電車
2008年07月07日(月) 22:41
今日の朝日新聞朝刊に「電池電車」の記事が出ていた。

このうち、川崎重工業の「スイモ」については、以前ここで書いたことがある。
このスイモと、鉄道総合技術研究所の「ハイ!トラム」が、札幌市電の線路を用いた実地試験走行を行ったそうだ。

架線なしで走行できるので、軌道の建設・保守費用を大幅に節約できるし、景観上もメリットがある。

スイモとハイ!トラムは双方とも路面電車を念頭に置いたものだが、電車についてはまだ基礎研究の段階で、十分な出力と電池の大きさが実用面に追い付いていないらしい。

これから、路面電車を新設しようという都市もあるだけに、電池電車の行方は注目される。

スイモ
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ハイ!トラム
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衝撃的だったNHKスペシャル「北極大変動」
2008年05月25日(日) 23:06
北極の氷の解け方の凄まじさに圧倒された、NHKスペシャル「北極大変動 第1集 氷が消え悲劇が始まった」

もはや戻れない破滅へのスパイラルに入っていると、番組は警告する。

映像で見る北極の氷の減少は非常にショッキングなものであった。

白い色は光を反射する。ゆえに、夏に氷が解けて海面が出てそこに太陽光があたるようになると、氷だった時に比べて、格段に熱を蓄積するようになり、冬になっても薄い氷しかできない、冬になっても解けやすい氷しかできない、という悪循環だ。

もう、これからCO2をどうこうしても、もう間に合わない現実に直面している、と極地で北極の氷を見つめる世界の専門家たちは語る。

やばいぞ地球。
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明日、第2集、放映。
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日本のCO2削減目標は
2008年05月12日(月) 23:46
洞爺湖サミットに向けて、日本は具体的なCO2排出量削減目標を2050年に、現状から60%~80%削減という方針を打ち出そうとしているようだ。
セクター別削減で実現させようとするもののようだが、京都議定書以来、削減どころか逆に増えてしまっている日本の排出量を本当にそこまで削減できるのか。
なかなか難しいものがあるように思う。
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怖いヘラクレスオオカブトムシの養殖
2008年03月11日(火) 23:19
福井県の知的障害者福祉施設で世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトの養殖が障害者の授産事業として行われ、大物が次々と羽化している、という記事が毎日新聞に出ている

障害者が取り組めて、現金収入が見込める新事業として、良いところに目をつけたなあと思うと同時に、ヘラクレスオオカブトが養殖されて、次々と羽化しているというニュースは空恐ろしいものを感じる。

国内産の昆虫の種の保護の観点から、海外からの生きた昆虫の持ち込みなどは厳しく制限するようになったが、国内で養殖して販売しているのでは、もうどうしようもない状態だ。

昨夏も近くのショッピングセンターで、アトラスオオカブトムシがペットショップでもない本屋の一角で1,500程度で売られていて戦慄したが、外国産カブトムシの野生化はもう止められないのではないだろうか?

養殖場ではきちっと管理しているかもしれないが、飼育者に渡ったたらいくら倫理道徳を説いても、不慮の事故もあるし、野生化には歯止めが利かないのでなないか?

ニホンのカブトムシとの交雑も心配される問題である。

hercules.jpg
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