日々の雑学 ●●●
日々、ふと思ったことを書いていきます。   ・・・千葉ロッテ・マリーンズ、菅野よう子、再生可能エネルギー、自然環境、里山、棚田、谷津田、日本近世史、歴史小説、時代小説、クラシック音楽、・・・などなど。
今シーズン2度目のマリンスタジアム観戦
2006年04月30日(日) 23:37
本日は、今シーズン2回目のマリンスタジアム観戦。

やあ、スゴイ混雑でした。

試合開始2時間前に着いたのに、マリスタ駐車場は早くも満車。
幕張メッセ駐車場へ。

早くも内野自由席は1階部分は連席を探すのは難しいほど。
これは2階しかないか、と思いながら、やっと連席の空きを確保。
勇躍、スタジアムのショップに行くと、驚くべき光景。
ショップへの入場制限が行われていて、それを待つ人の列がショップの脇に店への入場を待つ行列がとぐろを巻いています。

確かにショップもグッズもリニューアルされているので、人気はわかりますが、これほどの事態になっているとは思いもよらず、驚き。
諦めてロッテリアのハンバーガーを買って着席。

バックスクリーンを越えて、レフト側まではみ出す外野応援席。
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肝心の試合は、小野晋吾もボール先行で球数多くピリッとしません。
楽天の投手陣がそれ以上に悪く、フォアボール連発だったりして、一応勝ちましたが、終盤に4点返されるなど、5連勝で単独3位は良かったですが、内容的にはもう少しスカッと行きたかったですね。

イーグルス以外の5チームは全部5割以上という状態ですから、まだまだわかりませんが、西岡が外野手の正面に行ったものも含め、アタリが戻ってきた感じで、今江も明らかに調子戻ってきているようなので、今後は少しは形になっていくのではないでしょうか。

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投げる小野晋吾
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富山でのライト・トランジット・レール開業
2006年04月29日(土) 15:37
かねて、ここでも触れたことがあった、富山市における、ライト・トランジット・レールの試みだが今日29日開業を迎えた

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愛称を「ポートラム(PORTRAM)」。
今日は様々な開業イベントが行われるようだ。

昨日28日、開業に先立って、「発車式」なるイベントが行われたようで今朝の朝日新聞にも掲載されていた。

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城郭復元事業
2006年04月28日(金) 18:03
昨日のNHKの「おはよう日本」の特集で、各地で行われている、お城の復元事業が取り上げられていた。

最近復元された例として、伊予大洲城新発田城が紹介され、現在復元が行われている例として、
名古屋城の本丸御殿の復元事業
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熊本城の本丸御殿事業
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が取り上げられていた。

平成に入ってから、試みられている城郭復元事業は、天守、御殿、門、など合わせると、全国で59にも及ぶとのことで、これはもう、ブームと言って良い状態だと思う。
ある程度、江戸時代以来の遺構のあるお城でも、どんどん周辺の櫓や門や塀などの復元が逐次進むので、何時訪問したら良いのか、ためらわれるほどである。

しかし、昭和30年代に一つのブームであった、鉄筋コンクリートによる外観復元は、現在では文化庁の政策の変更によってできなくなっている。

現在の文化庁の考え方は、天守台の遺構、御殿の遺構、門の遺構などは、たとえそれが柱の跡の穴だけであっても、それ自体が守られるべき「文化財」だという考えで、それを損壊する建築物の構築は原則として出来なくなっている。

許される例は、図面や信頼できる絵図、古写真などによって、旧態を忠実に復元が可能な場合のみに限られている。

したがって、基本的には平成の城郭復元は、骨組みから当時のまま、木造で再現していく形になっている。

大事業だが、各自治体とも、地元のシンボルとして、取り組んでいるようだ。

観光の目玉に、という思惑も当然あるのだろうが、苦戦している例として、復元された丹波篠山城の大書院が取り上げられていた。
復元当初は観光客が一時的に増えたが、目新しさが無くなるにつれ漸減し、対策が迫られているという。
ニュースでは篠山城大書院の運営を民間の団体に任せてアイディアを出す試みが紹介されていた。

私見ながら、城郭復元を行って、最も効果があがるのは、江戸城ではないか、と思っている。

外国人が東京に来た場合、観光に連れて行く場所に困る。
余裕があれば日光か鎌倉に連れて行くが、浅草を回ってみても、お土産を買わせるなら良いが、わざわざ遠くまで来て訪ねる甲斐のある場所としては、それほどの感興は催さないだろう。

江戸城は皇居して使われているのは、主として江戸時代には、将軍世子もしくは隠居した大御所が入る「西ノ丸」を主にした部分であって、本丸部分は、皇居東御苑として、公開されていて、本丸跡、天守台にも入れるが、東京を観光に訪れた人で、江戸城を訪問する人は少ないだろう。

天守の復元に関しては、江戸城天守は度重なる焼失で、家光の時代までしか存在していなかったから、天守復元には是非の論議があると思う。
が、絵図は残っているので、復元そのものは可能だと思う。

本丸御殿に関しては幕末まで残っていたわけで、図面も古写真もあるので、可能だろう。
土地が宮内庁の管轄下にあることと、東京都が財政的に非常に苦しいことが障壁だが、外務省、国土交通省などが「ヴィジット・ジャパン・キャンペーン」と称して外国人観光客招致を行っているが、東京という街は400年の歴史と、都市規模の割に、観光客にとっては非常に魅力のない町である。

天守そのものは、さておくとしても、本丸御殿が復元されれば、交通至便な立地にある江戸城は外国人観光客にとっては、例え復元であっても十分に鑑賞に耐えうる施設になるだろう。
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小林宏之!完璧復活 2安打完封で借金完済
2006年04月27日(木) 13:01
ついに、小林宏之戦列復帰!
セーフティーバントを含む2安打に抑える完封。
ついに、5割回復!

4月一ヶ月かかって、やっと、スタートライン、と考えたいところだが。
打線の好不調の波は大きく、まだまだ安心できない。

しかし、宏之のこれ以上は望めないような完璧な戦列復帰で先発投手陣のローテーションは何とか格好がつく形になったのではないだろうか。

一作日も久保-小林雅英での完封リレー。

明日からのマリスタでのイーグルス戦、取りこぼしのないよう、勢いを付けたいところである。

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藤沢周平「回天の門」を読む(2)
2006年04月26日(水) 22:43
藤沢周平「回天の門」再読、読了しました。

著者も、あとがきで書いているように、清河八郎は、誤解を受けやすい人物だと思う。

「回天の門」を読んだ上でさえも、清河八郎という破天荒な人物を完全には「理解」できた気はしない。

清河八郎は、荘内藩領内に生まれるが、清川村の豪農で藩内トップの醸造量を誇る造り酒屋の跡取り息子であり、家は荘内藩から扶持ももらっているが、本来の意味での荘内藩士ではない。

幕末の志士たちのなかで、藩という看板を背負わずに活動して、誰にも思いつかない、核心を見抜く力を持っていたという意味では、坂本龍馬とも共通性があるのかも知れない。

著者がこの著作の中で、八郎のことを「ど不敵」なところがある、と表現し、八郎自身もまたそれを自覚している書き方をしている。

この八郎の「ど不敵」ぶりが発揮される最大のクライマックスは、やはり、新撰組を生み出す契機となった、浪士組徴募と、その上京、そして攘夷倒幕への大演説だろう。

当然、新撰組を扱った膨大な量の著作の中では、清河八郎は、変節漢、扇動者、実のない口舌の徒、として描かれる必要があるので、それが巷間の一般的な清河八郎像を規定している面はあるだろう。

扇動家、という意味では、確かに清河八郎は実際、天才的な扇動家である。
嘘が真を呼ぶ、という効果も踏まえた上で、人心の行くところを見ている。

ただ、扇動家ではあるが、自分で放火して、火事に狼狽する人々を眺めて楽しむという「愉快犯」ではないことは確かである。

あの時代に「幕府」という統治機構では、どんな英明な将軍が出ようが、有能な人材を登用しようが、そもそも「幕府」では日本を統治しきれないだろう、ということを自力で見抜いた先覚者である。

島津斉彬や、松平春嶽、ましてや、西郷や大久保、征伐される前の長州人たちには、「攘夷」はあっても「倒幕」はなかった。

清河八郎はその時代にあって「倒幕」ということを声高に言い始めた。

八郎はお玉が池の方の千葉周作道場で免許を得るのだが、坂本龍馬は、千葉周作の弟の千葉定吉の桶町千葉道場に入っている。

清河八郎と坂本龍馬の邂逅の機会は、6歳という年齢の差もあり、なかったわけだが、歴史のIFを言っても仕方がないが、この2人がもし千葉重太郎、千葉栄次郎の従兄弟同士の縁を仲介に会う機会があったら、維新史はどうなっていただろう?、と考えてしまう。

幕末維新は、もちろん、ペリー来航や井伊直弼暗殺、など、幕府が自壊していく面もあったが、「倒幕運動」という発想は清河八郎によって、発射ボタンが押されたことはまぎれもない事実である。

賊軍側の名誉回復も様々に図られている中で、一人清河八郎だけは、明治新政府によっても、戦後のわれわれの世代によってさえも、いまだに名誉回復はされていない。

やはり理解が難しい人物なのだろう。
司馬遼太郎が短編集「幕末」で「奇妙なり八郎」と題して捉えているように、なかなか一筋縄ではいかない。

「回天の門」レビューというよりも、「清河八郎」雑感になってしまいましたね。
でも、そういう人物なんです。清河八郎。

藤沢周平がエッセイの中で、一般的には朴訥で忍従だと思われている東北人の中で、「荘内人」の中に時々出現する、ある特質。権威・権力風に見えるものに対して、それを「ちょす」「ちょしてかかる」、無理に標準語にすれば、「からかう」「ちょっかいを出す」というような意味か?
その「ちょす」性格について、清河八郎、石原莞爾、大川周明の3人の荘内人について、語っていたことを改めて思い出す。
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藤沢周平「回天の門」を読む
2006年04月25日(火) 18:14
藤沢周平の「回天の門」は幕末の志士として、維新倒幕に非常に重要な役割を果たすにも関わらず、あまり評価の芳しくない、清河八郎を主人公にしたものである。



藤沢周平は時代小説において、その天分が遺憾なく発揮されている一方で、史実を扱った歴史小説では、その題材人物に慎重な選択がある。

俳句、浮世絵の世界を書いたもののグループ、歴史上あまり正当な評価をされていない人物を主人公にしたもの。
そして、郷里の山形県の出身者を扱ったもの。

この「回転の門」は郷里、荘内の出身者でありながら、評価の分かれる清河八郎を描いたものである。

藤沢周平は英雄嫌いなところがあって、信長はあまり好きでないことはエッセイでも言及されているが、幕末史でも司馬遼太郎とは違って、西郷隆盛や坂本竜馬を取り上げるということは、全く考えられない。

<帰りの電車爆睡してしまい、読了できませんでした。レビューは後ほど>

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藤沢周平「回天の門」を読み始める
2006年04月24日(月) 23:50
藤沢周平作品は、どうしても、歴史小説よりも時代小説を繰り返して読む傾向が私にはあるのだが、今回は珍しく、幕末の志士・清河八郎を扱った「回天の門」を読み始めました。(多分再読)

娘の発表会で消耗し、あまり進んでいませんが、明日あたりにはレビューを。
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今日は娘の発表会
2006年04月23日(日) 23:37
今日は、娘のバイオリンの発表会でした。

自分の本番より、スゴク緊張。

途中でつっかえて、最初から引きなおしましたが、引きなおした回はまあまあの出来か。

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予想通りの前日の田お越しの筋肉痛とビデオ撮影で、ぐったり疲れました。
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谷津田の田起こし
2006年04月22日(土) 22:59
今日は谷津田の田起こしに行ってきました。

田んぼの仕事は本当にたいへんで、きれいごとではすみません。

昔ながらの農法で、というのも都市住民の願望であって、実際に農に携わられている方の労苦は並大抵のものでありません。

都会生活にふやけた私たちには久しぶりの苦行でした。

しかし、シュレーゲルアオガエルが、カスタネットのトレモロをするようにけたたましく鳴いていて、メダカもホトケドジョウも顔を見せ、柳の花が舞ううららかな空気のなかで、膝まで泥につかりながらの作業は腰には来ましたが、そうとうリフレッシュにはなりました。

テントウムシがホントに沢山いて、キジの鳴き声もしょっちゅう聞こえました。
花も、蝶もホントに多いですね。

この時期の雑木林は、若葉が樹種によってほんとに緑の色が違うので、美しい風景でした。

田起こしの方は、雑草刈りと、畦の修繕に、ほとんどの時間を取られてしまって、実質的には、田を起こすところまでは行きませんでした。

われわれの谷津田の上流に田んぼを持つ農家の方も、今年は田植えはやめるとのことでしたが、湧き水に一番近い一枚だけ、クレソン用に水を張るそうで、それだけでも随分違います。

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メダカの泳いでいるところの写真を撮りたいのですが、人影が差すと逃げてしまうので難しいですね。

4匹ほど捕まえ、観察した後、放しましたが。
泳いでる姿を撮るのはなかなか難しいですね。
もう少し暖かくなると期待できるかな。

われわれの作業中に、メダカを取りに来たというグループが2グループほど来ました。
飼って増やすと言ってましたが、「メダカ問題」はそういう単純な問題じゃないんだがなあ、と思いつつも、「はあ、そうですか」。。と気の無い返事をする自分。

ミジンコが夥しく発生していたのでペットボトルに詰めて持ってかえって来ました。
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中公新書「秩禄処分」を読む
2006年04月21日(金) 23:18
マリーンズがどうも思わしくないので、筆が進まない。

中公新書から出た「秩禄処分」―明治維新と武士のリストラ 落合弘樹 著を読む。

秩禄処分とは、江戸時代に武士がもらっていた家禄を廃止することなのだが、明治新政府になって、戊辰戦争で新政府軍に敵対した奥羽諸藩や、徳川宗家の静岡藩など、政府から減転封処分された藩も含め、一応、明治新政府になっても禄高は様々な段階を経て削減はされてはいたものの、「武士の俸禄」というものは残ってしまっている。
支給者が各藩から新政府に移管されただけである。
しかも、武士の俸禄は建前上は、もともとは軍役負担に対する反対給付として、支給されていたものだから、国民皆兵となって軍役負担が武士階級の義務でなくなった段階で、それは「無為徒食」状態にある、という認識は、新政府官僚にも、平民階層にも、そして、士族階級自身にもあった。

しかし、武士の禄と言っても、武士には上級武士である「知行取り」、これは、自分の知行地がどこである、ということがわかっている階層がある一方で、多くの中下級武士は「御蔵米支給」であったから、例えば50石取りと規定されていても、その石米が藩領のどこで収穫されたものであるか、村や田畑を特定することはできない。

知行取りであっても、実際の年貢徴収は農政専門の役職藩吏が代行していたわけで、自らの知行地に出向いて収穫を手にするわけではない。
つまり、知行取りであっても、その知行地は相続の折りなどに「書面」の上で確認されるものの、自らの「領地」という概念とは遠いものであった。

これは、大名本人についても、意識の差はあっても同じことであった。

江戸時代は「封建制」というふうに普通言われるわけだが、実際には「徴税権」を保障されている、というだけであって、「土地そのもの」は農民の所有物であることは、武士の側も農民の側も了解している。

土地所有者でない以上、俸禄というものが、「私有財産」ではない、ということは、武士階級が等しく、認めなければならない事実だったし、実際認めていた。

この点が、明治維新時の秩禄処分の難しく、また面白いところである。

フランス革命のように貴族をたくさんギロチンにかけても、それでもやはり旧貴族階級は大土地所有者として残るのとは非常に対照的である。

武士階級は特権階級ではあったが、資産所有者ではなかった。軍役を解かれた以上、その俸禄は「本来、返還すべきもの」であることを了解してしまっている。

しかし、そうは言ってもいきなり取り上げては暮らしていけないだろうし、また、武士階級は同時にこの時代、=知識階級であったから、新国家成立にこれらの貴重な知識階級である武士をむざむざ没落させるのも、いかがなものか、ということもあった。

明治初期、各地で不平士族の反乱が起きるが、これは「欧化政策」などへの反発など、精神的な矜持、が主な原因となっているのであって、彼らは「俸禄」を巡って争ったわけではない。
経済的な問題は争点になっていないのである。

この著作では、これらの過程をひと通り概観してはくれるのだが、多くの紙数を、大久保、木戸、西郷、江藤新平、岩倉、三条、大隈、板垣、井上毅ら、新政府内部の政争を語るのに費やしており、秩禄処分は施政者側からのみ語られている。

望むべくは、秩禄を奪われる側、が、如何にこの事態を受け止め、精神的、経済的にどのように対処していったのか、秩禄を失う士族の側のレポートがもっと欲しかったところである。
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ふるさと銀河線
2006年04月20日(木) 23:30
北海道の北見と池田を結ぶ「ふるさと銀河線」(旧国鉄池北線)が今日でラストランとなった。
国鉄池北線時代から95年の歴史をとじた。
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廃止の話はだいぶ前から出ていたので、これが最後になるであろう、と思い、昨年の3月に北海道を旅した折に、北見から池田まで乗った。

覚悟はしていたものの、やはりさびしいものである。
昨年早春の思い出の写真を掲げて、95年の歴史に敬意を捧げたい。
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4連勝!
2006年04月19日(水) 23:38
4連勝。やっと何とか動いてきた感じです。

大松の2号・3号の2打席連発はスゴイ。
2番セカンド青野の起用も効いている。この調子だとセカンドのレギュラー確保か。
福浦は今日も3安打で、4割キープ。
サブローにも一発が出たし、福浦が調子の良いうちにフランコとベニーが安定してくると良いのだが。

清水、俊介が平日先発だったのが、徐々に日程がずれてきて、だんだんに週末になりそう。楽しみである。
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藤沢周平「麦屋町昼下がり」 魅惑の中編集
2006年04月18日(火) 23:44
藤沢周平の「麦屋町昼下がり」は、連作短編と呼ぶには、あまりに重厚な内容を持った4作の中編からなる。



4作はいずれも、作中名言はされていないが「海坂藩」と思われる小藩を舞台にしたドラマであり、クライマックスでは白刃がきらめくわけだが、いずれの作品も男女の機微が暖かい色彩を添えていて、作品の深みを出している。

4編は互いに登場人物などの関連性はないが、いずれも主人公が、ふとしたことから、争い事に巻き込まれ、最後は白刃を交えて決着をつけなければならない形になっていく。

しかし、やはりこれが藤沢作品の重要なポイントなのだが、これらの主人公は決して、颯爽たる眉目秀麗な正義漢でバッタバッタと巨悪を切り捨て、というわけでは・・・全くない。

主人公は思わぬ事態に遭遇し、うろたえ、懊悩する。

「麦屋町昼下がり」
「三の丸広場下城どき」
「山姥橋夜五ツ」
「榎屋敷宵の春月」
の4編からなる。

中編であるからして、限られた紙数の中で語られるわけだが、たいへん充実したドラマになっていて、いずれのプロットも、読者が容易に結末が予想できるような安易な作りではない。

この中編集「麦屋町昼下り」も、長編武家ものファン、短編市井ものファンの両者から、やや遠い位置にある作品だと思うが、なかなか侮れない作品である。
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新潮新書 「武士の家計簿」 磯田道史 著を読む
2006年04月17日(月) 23:05
新潮新書の創刊第一弾として出た、磯田道史 著「武士の家計簿」-「加賀藩御算用者」の幕末維新-

は、出てすぐに買ったはずで、「積ん読」の大山塊の中に未読のまま埋没していたようだが、先日、「積ん読山塊」が大崩落し、断層面に現れました。

ああ、そういえばこれ読んでなかったなあ、と思い、読み始めたところ、これが、実に面白い。

著者の磯田道史は私よりも若いのだけれども、古書店から定期的に送られてくる目録の中にこの新書のネタである「金沢藩猪山家文書」を見出し、現ナマを掴んで神保町に走る。
というプロローグから始まるのだが、これが天保から明治にまでわたる、金沢藩の会計を司る「御算用者」であった猪山家の出納記録なのである。

年々何月、何を幾らで買った。幾らの俸給が入った。
悉皆記録されているのである。

もちろん、すべての武士がこのような記録をつけていたわけではない。ほとんどの武士は「どんぶり勘定」だったようだ。
しかし、猪山家は「算用」でもって奉公する家系であった。

もちろん、藩の公金の入り払いの記録が仕事なわけで、自分の家の家計の入り払いまで記録する義務はなかったわけだが、たまたま、素養として会計の技能があり、そしてまた、たまたま借金を整理しなくてはいけない、という事情から、この記録が付け始められたようだ。
そして、これが、維新を挟んで、前後の記録がある、ということがまた、この家計簿が実にドラマティックで雄弁な内容を持つことになる。

著者は古文書の文字を(それでも祐筆を兼ねる御算用者だから、わかりやすい方だ、とは言っているが)Excelの表へと展開してくれている。

「会計のプロ」である猪山家は、記録の始まる六代目猪山左内綏之は隠居した前藩主前田重教の「御次執筆」に抜擢され、隠居の書記官を勤める。
婿養子として継いだ七代猪山金蔵信之は「会所取締役・勝手役兼務」となり、藩の物品購入を担当する。そして、例の「東大赤門」が作られた藩主前田斉泰への将軍家斉の姫君・溶姫が輿入れにあたり、この婚礼の準備係を命ぜられ、婚儀のなった後も「溶姫君様御住居付勘定役」として、奥方の会計全般を見る。
八代目猪山直之は、今度は藩主斉泰自身の「中納言様御次執筆役」となる。
しかし、算用を以って技能職として奉公する猪山家の財政は厳しい。

そして九代目猪山成之は、明治新政府から呼び出しがかかり、大村益次郎のもとで、「軍務官会計方」としてスカウトされる。

靖国神社に大村益次郎の銅像が立っているのは皆さんご存知だと思うが、この銅像建立に募金の幹事として奔走したのは猪山成之であった。

基本的に倒幕の志士たちからなる新政府官僚の中で、実務技能者である猪山成之のような人材は非常に貴重だったようである。

これらの生活の激変も、出納帳が巨細余すところ無く物語ってくれるのである。

実に興味深い猪山家の物語である。
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首位ライオンズ戦、勝ち越しは大きい
2006年04月16日(日) 21:55
やっと、打線にもあたりが出てきて、前回やられた涌井に3ホームランと、何とか形になってきたのかな。

苦しんでた今江にホームランが出たのはうれしい。
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加藤には勝ち星は付かなかったけれど、加藤、久保、の先発試合で勝てた意味は大きい。
バーンをまだ使うのかどうかわからないが、直行、俊介の試合は必勝で行きたいものだ。
これで、宏之が戻ってくれば、直行、俊介、久保、小野、宏之、ともう一人誰か、加藤? バーン? むしろ、ジョニーに期待したいところだが。
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大松 素晴らしい
2006年04月15日(土) 23:28
うひょい!
2桁得点での勝利。今期初めてなのでは?

昨年は最初にマリスタに見に行った開幕第2戦で、イーグルスに26-0で勝って、そのまま一年その勢い、という感じだったから、今年の打てない雰囲気はやばかったですけど。
大松、満塁ホームラン、よく打ちました。
リードされた7回からの大爆発で14点というのは良いですな。

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ライオンズも江藤が350号ということで、これもまた慶賀の至り。

ジャイアンツが強すぎるのが気にいらないなあ。
内海まで完投勝利とは。
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藤沢周平 「風の果て」
2006年04月14日(金) 20:13
マリーンズが最悪の状態で、ジャイアンツが絶好調なので、野球ネタは避けます。

これもまた、4読目か5読目か、藤沢周平「風の果て」(上)(下)を読む。
ネタバレ含まれますので、未読の方はまず作品を先に読んで下さい。


この作品は、「用心棒日月抄」や、「蝉しぐれ」などの影に隠れている感があって、市井短編ファン、海坂藩長編ファン、双方からも、やや遠い位置に置かれてしまって、ともすると、2級の作品というポジションを与えられてしまっているかもしれない。

しかし、改めて読んでみると、只事ではない出来栄えの作品であることを実感させられる。

主人公の人物造形もあることながら、一応、敵役と言って良いのだろうが、杉山鹿之助=杉山忠兵衛、野瀬市之丞、も実に人間的であり、主人公と対立する関係にはなるが、主人公にも、杉山忠兵衛にも、野瀬市之丞にも、人間的な弱さを見せる場面がある。
藩内政争劇としては、敵役には絶対的な悪役を持ってきた方が、話としてはわかりやすいのだろうが、杉山忠兵衛も、野瀬市之丞も進退窮まった場面では「狼狽」もするし、「慌て」もする。
理解を超えた非人間的な冷血漢は登場しないのである。
もちろん主人公も、絵に描いたような正義の味方ではないし、権力への執着の、その誘惑を正直に認めている。
そこが、作品の味わいを深めているように思う。

藤沢周平は、山本周五郎については、エッセイ集「周平独言」の中で「周五郎さんのこと」と題して、山本周五郎との類似を指摘されることについて、
「正直のところ、私は山本周五郎の作品が好きだが、この好きの程度はせいぜい一般読者並みである。短編のいくつかと「樅ノ木は残った」を読んだ程度で、決して熱心な読者とは言えない。」
と書いているので、額面通りに受け取れば、「ながい坂」も読んではいない、ということになるのだろうが、

この「風の果て」の中の堰と用水による「大蔵ヶ原」開拓、主人公の下級武士から筆頭家老への昇進、主人公の庭の敢えて質朴に作った「雑木林」の風景、など、いくつかの設定で「ながい坂」のプロットとの共通性を感じさせる場面が多い。

もちろん、「風の果て」は「ながい坂」とは、全く風合の違う作品になっていて、それぞれに魅力的なので、その点をあげつらって、云々するつもりはないが、「ながい坂」をご存知なく書かれたとすれば、興味深い一致と思う。

「風の果て」での「藩」は明確には「海坂藩」とはされておらず、石高も藤沢作品での「海坂藩」が概ね7万5千石程度であるのに対し、この「風の果て」では12万5千石とされ、「五間川」も出てこなくて、替わりに「六斎川」とされている。が、冬には雪に包まれること、北と東が山に遮られ、西は海に面し、港町があること、登場する食べ物などから、庄内藩がモデルとなっているには間違いがないのだが、本物の庄内藩の14万5千石という規模に近いものになっている。
堰と用水による開墾事業というのが、7万5千石という「海坂藩」の規模には分不相応な大事業だという配慮なのかもしれない。
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家紋のこと
2006年04月13日(木) 20:32
自分のサイトでも多くの家紋データを扱っていることもあり、家紋というものそのものにも、とても興味がある。

今朝のNHKニュースおはよう日本の「まちかど情報室」のコーナーで、『“デザイン家紋”個性を楽しむ』 と題して、家紋をめぐるニュービジネスを紹介していた。

家紋は本当によくできた意匠であり、日本人の美意識を反映した貴重な文化だと思う。
家紋図鑑の類を見ていると全く飽きない。

特に、新しいモチーフを用いて、家紋風にデザインする
http://www.uchinokomon.com/
は、面白かった。

三海豚(いるか)紋など、なかなか秀逸
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藤沢周平「海鳴り」を読む
2006年04月12日(水) 19:15
藤沢周平の彫師伊之助捕物覚えシリーズの「消えた女」、「漆黒の霧の中で」、「ささやく河」を再読して、やはり藤沢周平は良いなあ、ということで、「海鳴り」(上)(下)を読み直して見る。
これも、おそらく4読目か、5読目だと思われる。
これもamazonには写真がないので、セブン&ワイから、

久しぶりに読んだ印象は、藤沢周平は、こんなにもピュアな恋愛小説を書いていたか、という驚きを改めて感じた。

おこう、も、新兵衛も、実にピュアで、誠実だ。

ラストを知ってしまっている目で読みなおすと、これだけの長編だと、もう少し、エピソードを盛り込んで、読者を翻弄する余地もあったのでは?
とも感じる。

主人公・小野屋新兵衛の自己韜晦がやや長すぎる感じもあって、もっと独白ではなく、事件を沢山盛り込んでも良かったのではないか、という感じもするのである。
例えば丸子屋の主人と新兵衛は、この作品では結局、一度も直接会話を交わしていないが、丸子屋の主人と新兵衛を中盤、あるいは終盤のどこかで出会わせる、などのシーンがあると、もっと緊迫感が出たのではないか、とも思う。

いずれにせよ、作者は、河北新報掲載のエッセイ=「小説の周辺」所収で、「海鳴りの執筆を終えて」として<略>それはそれとして、私はかねて一篇くらいは市井もの長編小説を書きたいと考えていたのだが、案外その機会がなかった。私は「海鳴り」で、精神的にも肉体的にも動揺しがちな中年という世代から、一組の男女をひろい上げてその運命を負ってみたのだが、チャンバラの楽しさがあるわけでもなく、匕首一本光るわけでもないただのひとの物語は、強い刺激が好まれる現代では、いささか発表をためらわれるのである。<略>そういう事情から言って、読者の中にはあるいは退屈された方もおられるに違いない。長いお付き合いを感謝したいと思う。
と書いているが、その点はもちろん、藤沢文体の魅力で飽きさせることなく引っ張って行くので、作者の心配が杞憂で、退屈などとは無縁であることは誰もが認めることだろう。

「ただのひとの物語」を書けるところが藤沢周平の真骨頂なのである。
特別な人の物語であれば、多少文章の力が弱くても、あるいは、プロットの設定の上手さで、何がしかのものを書けるかもしれない。
しかし「ただのひとの物語」は本当に文章に力が無ければ、読む方は付いて行けない。
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吉村昭 「深海の使者」文春文庫 再読
2006年04月11日(火) 23:42
経済的にも、新しい本を買ってばかりもいられないので、既読の本を取り出して読むようにしてるのですが、吉村昭も私の書架で相当なシェアを占めている作家です。

その中から「深海の使者」を取り出して読む。
3読目かと思ったが、読んでみると結構覚えてない部分も多く、再読かもしれない。


相変わらずの「吉村トーン」は、本当に静謐で、淡々としてて、決して激昂したり、饒舌になったりはしないのだけれど、描かれる「事実」のあまりのドラマ性に、読者はグイグイ引っ張られるわけです。

第二次大戦で、日本は、日独伊三国同盟というものを結んでいたんだけれど、実際に開戦すると、独伊両国と日本との物理的交通手段というものは途絶して、潜水艦による長距離航海が唯一の連絡手段になっていく。

喜望峰を回って、日本の潜水艦がドイツに向かい、ドイツのUボートが日本に向かう。
しかし、この潜水艦での連絡というのも並大抵の作戦ではなく…。
ということなのだが。

この潜水艦による日独航海は、当然ながら、極秘作戦として行われたので、軍史や記録に残ることもなく、吉村昭は、執筆にあたって、関係者、当事者へのインタビューによって、この著述を成している。
戦後60年経過した今となっては、吉村が取材したこれらの関係者の多くの方が鬼籍に入られていることは間違いない。

吉村文学における「戦記もの」の意味は、その意味では、もはや後進の作家たちには再現不可能なものになっていて、本当に貴重な業績だと思う。

なぜか吉村昭作品は文春文庫は店頭陳列がどの店でも少なく、新潮文庫の方が目立つのだが、文春文庫の中にも良作がたくさんあり、もっと陳列してもらいたいものだ、と思う。
近年の幕末を中心とした歴史小説で吉村昭を知られた方も多いと思うが、「虹の翼」、「海の祭礼」、「闇を裂く道」など、吉村作品としては重要なものも多い。
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藤沢周平 -彫師伊之助捕物覚え- シリーズ
2006年04月10日(月) 14:07
先日、藤沢周平の「消えた女 -彫師伊之助捕物覚え-」を取り上げたが、それに引き続いて、このシリーズの第2作「漆黒の霧の中で-彫師伊之助捕物覚え-」、第3作「ささやく河 -彫師伊之助捕物覚え-」を連続して読んだ。おそらく四読目かと、思う。


主人公であるかつて敏腕岡っ引だった伊之助は、今は堅気の職人として、彫藤で働いているが、ふとしたことから、事件探索に関わるようになる。

3作を通じて、伊之助は岡っ引に戻ることはなく、版木彫職の彫藤に職人として勤めながら、余暇をやりくりして、法治機関の職制外の「私立探偵」として、事件解決にあたる。
作者自身も言及しているように、私立探偵としてのハードボイルド・サスペンスである。

勤めを持つ身でありながら、限られた時間制約の中で探索をすることを強いられる状況、というのは、例えば「用心棒日月抄」シリーズでの青江又八郎や、牢医師としての勤めを持つ「立花登」シリーズと同様なのだが、主人公の「時間的物理的制約」が、焦燥感・緊迫感を与え、物語を引っ張る重要な牽引力になっていると思う。

このシチュエーションは、何人かの専門家の方が指摘しているように、著者・藤沢周平自身が直木賞受賞まで、業界新聞の編集長として会社勤めをしながら、その寸暇に密かに小説を書いていた、という体験と全く無関係ではないだろう。

捕り物帖の系譜というのは、多くの偉大な先人たち、同年齢の人たち、あるいは後継者たちも受け継いでいる時代小説の一つの典型ではあるのだが、ここでは、伊之助が現職制的にはただの「素人」である、という点が、多くの「捕り物帖」系譜の中で、このシリーズを特徴付けている要素だと思う。

こうして、改めて3作を連続して読んでみると、気になる点も出てくる。

第1作ではかつて伊之助に手札を出し、伊之助を岡っ引として使っていた南町奉行所同心の半沢との、互いを良く知る間柄の機微が良かったのだが、第2作、第3作では、半沢は登場せず、半沢の同僚である石橋宗八が事件を持ち込んでくる。

石橋の人物造形はもちろん大変魅力的で遜色はないのだが、読者としては、伊之助と半沢の関係がどのように変化していくのか、も、期待したいところだったろう。

また、おまさと伊之助の関係も、3作を通じて、もう少し進展させても良かったのではないかと思うが、第3作での、おまさの登場場面はあまりに少なく、いささか残念である。

また、第1作、第2作で、非常に魅力的なパフォーマンスを見せている裏世界のドン「新田の辰」が第3作では登場しないのも残念だ。

彫藤の人々とのエピソードももう少し膨らます余地はあったのではないか。
特に第3作における「圭太」の博打については、事件の本筋に関係させるにせよ、させないにせよ、もう少し立ち入ってみても良いと思う。

伊之助の探索先で出会う長屋の女性たちはとても活写されていて、作品のテイストに明るい味を出している。
が、伊之助自身が住む長屋の住人はまったく登場しないのも少し不自然ではある。
伊之助のプライヴェイトについて、彫藤の職人としての伊之助、おまさの店での伊之助、探索する元岡っ引「私立探偵」としての伊之助、以外に、生活者としての伊之助も、もっと書く余地はあったように思う。

この伊之助の捕り物帖は、半沢との機微を描いたもの、おまさとの関係をもう少し踏み込んで、今後の二人を示唆するもの、「新田の辰」あるいはそれに代わる人物でも良いが、現役岡っ引時代の伊之助の人間関係と影響力が事件解決に大きな役割を果たすような、アンダーグラウンド世界の人物が生きてくるもの、彫藤の人々に関わるエピソード、
などを含めて、あと2作、計、全5編くらいあると、良かったなあ、と思うのだが、作者が亡くなった今となっては無い物ねだりである。

いずれにしても、この3つの長編からなる-彫師伊之助捕物覚え-シリーズは冷静沈着な伊之助の人物的魅力が際立っており、必読の書と言える。
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「シリーズ藩物語」 現代書館
2006年04月09日(日) 19:59
現代書館から、「シリーズ藩物語」という本が出ている。

どういう基準で藩が選ばれ、今後、どの藩が取り上げられるのかわからないが、今のところ、

長岡藩

会津藩

高遠藩

米沢藩

の4つの藩が取り上げられている。
今年2月の米沢藩が最新刊だが、今後どの程度シリーズ化されるのだろうか。

このように1藩1冊でシリーズで書かれたものは、専門書以外ではなかなかなかったので、楽しみである。

例えば「米沢藩」を見ると必ずしも「上杉家」の時代だけでなく、伊達輝宗時代の米沢から、伊達政宗の活躍、奥州仕置を経ての上杉家直江兼継時代、そして、関ヶ原以降、と、藩地米沢を近世初頭から幕末までを通史として見る形になっている。
もちろん、鷹山公の事跡に多くの紙数が割かれているのは仕方ないことだが。

また、長岡藩でも、長尾-上杉家時代、堀家時代、にも触れられ、高遠藩では、武田家支配下の高遠城から始まり、保科家、内藤家と藩主家が交代している藩でも、通史としてみることができる。

いずれも、著者は別で、それぞれに、御国自慢的な色調が濃い風味になているのは否めないが、今後、「シリーズ」として、どれだけ続くのか楽しみである。
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辛いなあ マリーンズ
2006年04月07日(金) 23:54
イーグルス戦 13-0 一場に完封負け。
これはやばいことになってきました。

ライオンズはいいですね。炭谷が相変わらずいいなあ。

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例の藤原正彦「国家の品格」を「再」検討する
2006年04月06日(木) 14:53
新潮新書の藤原正彦著の「国家の品格」は、昨年の新刊後にすぐに読んで、そのときは概ね著者の論旨に共鳴したように思う。



しかし、ここまで売れてくるとなると、まさに著者が「国家の品格」の中で「ポピュリズム」の恐ろしさに警鐘を鳴らしている通り、果たして藤原正彦論「国家の品格」を無条件で受け入れてよいか?
を、疑ってかかりたくなるのである。
おい、ちょっと待てよ。という感じである。

そこで、再読してみる。

再読して気になる点は、この著作が「講演記録」を手直しして新書の体裁になったものである、という点で、しゃべったことを、焼き直して、ここまでのビッグセラーになっていることに、いささかの安易さを感じ、「金銭的」な対価がその創作への献身度、とのバランスを考えると、あまりにイージーなのではないか、というある種の嫉妬を感じた。

著者は「国家の品格」の中で、主として、「金銭的」なものへ軽侮と、「精神性」への尊敬を軸に論じているわけだが、この著作はわかり易さと引き換えに、安易さ、迎合的な部分を感じ、少なくとも「品格」は感じられない。

そもそも、話し言葉をまとめたものであるから、言葉が厳選されておらず乱暴というか粗雑である。
「品格」がない、といって悪ければ、「品」がない。

著述は「論理性」は必ずしも「正」ではないと言っているものの、そうは言っても、
前半の問題提起から、∴(ゆえに)「武士道」である。
・・・と繋がるところに、何か論理の飛躍というか、ある種の「違和感」を覚えた人も多いのではないだろうか。

反「国家の品格」論では、これは「懐古主義」である、という批判も目に付くが、確かにそういう面もあるだろう。

廉恥を知る。とか、矩を超えない。分をわきまえる。
といったことは、確かに大切だろう。

「自由」や「平等」、「民主主義」の持つ矛盾を平易な例を引きながら、論破しているところは、爽快だ。

しかし、著者が言うように、常識的に「善・正」とされていることを「疑え」ということから言えば、「国家の品格」という著作についても、ここまで支持を集めてしまった、となると、逆に私は「本当にそれで良いのか」という疑問を持ってしまうのである。

数学者である藤原正彦には、ここまでのビッグセラーを生み出してしまった結果責任として、「講演記録」の再編などではななく、「著者」が称揚する日本の「文学」の「品格」の上で、もう少し丁寧な「言葉」と「文章」を織り成す苦しみを経た上で、氏の論を補強する社会的責任が出てきているのではないだろうか。

初読では「痛快感」を感じた読者諸氏も、再読すれば、「放言」的な乱暴さを感じるに違いないのである。

このままでは、言いっ放し、放言、の感を再読して改めて思う。

朝日新聞による書評にも
国家論にありがちなイデオロギー色が「数学者」というスタンスによってロンダリングされ  ている、としている。
「数学者」であることが、ある意味、門外漢としての「言いっ放し」をあらかじめエクスキューズしてしまっている面もあったのだが、ここまで社会的な影響力を得てしまうと、「数学者」という「安全地帯」に逃げ込むことは、もはや許されなくなってしまっているのではないだろうか。
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連敗脱出するも、やっぱり苦戦
2006年04月05日(水) 23:08
清水直行で負けて、俊介も2本も2ランホームラン打たれて、今日も打線が繋がらず嫌なムードでしたが、9回の里崎の起死回生のホームラン&ベニーの決勝ホームラン。

どうにかこうにか、連敗止まりました。

が、やっぱり、打線が繋がらないですね。
どうもうまくないなあ。

今日も1番西岡、9番今江ノーヒットというのは辛いなあ。
サブローもまだ今期ノーヒットか  .000 (寂)

4月上旬で一喜一憂してもしょうがないけれど。
しばらく辛抱ですかね。

里ちゃんは相変わらずのポジティブ・シンキング。
 4連敗としてしまいましたけど、まだシーズンも始まったばかりですし、これからチーム一丸となってファンの皆さんと戦っていきたいので明日からも一緒に戦っていきましょう!
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メジャー・リーグ開幕
2006年04月04日(火) 17:07
2006メジャー・リーグ開幕は、田口の美しい長打、城島のコローンからのホームラン、松井の3ランホームランを含む4安打、そして、ちょっと寂しいイチローの5打数1安打で始まった。

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今年は、イチローの個人記録だけなく、マリナーズもチームとしても、そこそこ頑張ってもらいたいところだったが、6回、満塁のチャンスに回ってきた4打席目、凡退してしまい、1点差でエンジェルスに敗れ、惜しい黒星スタート。
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中公新書「華族」小田部雄次著 を読む
2006年04月03日(月) 18:18
中公新書から新刊となった「華族」―近代日本貴族の虚像と実像  小田部雄次 著 を読む。


華族とは、もちろん、明治から第二次大戦後まで日本に存在した、特権階級のことである。
公、侯、伯、子、男の5つからなることは知られていると思う。

だが、これまで、華族制度を、その成立から、消滅までを通して解説したわかりやすい著述はなかったように思う。

この著作はその意味では華族の何たるかを知る上では、誠に好適なものである。

華族制度が出来る明治初期の成立過程、誰を華族とするか、また彼らの政治との関わり、軍事との関わり、各華族家の経済の面、そして、華族制度の消滅の課程、どれも非常に興味深い。

特に今までほとんど目にする機会がなかった旧季王朝の公族・功臣からなる朝鮮貴族について、触れられていて、私は管見にして、その実態を今まで知らなかったので、大変、興味をそそられた。

ここで、具体的取り上げたいエピソードは数多く、切りがないが、旧大名、旧公家、維新功臣、そして、華族制度成立以降に新たに叙爵していく、軍人、経済人たち、それぞれの思惑はドラマとして面白いばかりでなく、華族を説いていくことは、すなわち、日本近代史の写し鏡としての面もある。

華族とは何だったのか、彼らは飾り物ではなく、日本の近代史を動かしてきた主役たちである。
あるいは、主役を演じれば、その功績で、渋沢栄一も、東郷平八郎も華族に列せられるわけで、近代日本がどのような歩みを進めてきたのか、華族、という切り口で歴史を見る視点の面白さと重要さに気付かされる。
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マリンスタジアム今期初観戦は…散々!
2006年04月02日(日) 18:05
勇躍、今シーズンはじめての、マリンスタジアム観戦に出かけようと応援装束に身を固め、車に乗り込んだところ、キーを回してもエンジンがかからない。
バッテリーあがりか? まだ初車検前なのに。。。

さっさと車はあきらめ、バスに切り替えました。
出だしから幸先悪し。嫌な予感。

マリンスタジアムは、風速13メートルの強風で、ちょーサムイサムイ!
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試合の中身もチョー寒くて、
8回裏で、娘も「もう帰ろう」と言い出したので、早々に引き上げて来ました。

ライオンズもそれほど良かったわけではなかったけれど、マリーンズはとにかく、この3連戦チグハグでしたね。
今日の涌井も結構フォアボール出してたし、良いわけではなかった。

ホークスに全部負け、ファイターズには3連勝、ライオンズに3連敗と、どうも怪しげな滑り出しになりました。

雨はポツポツという程度で、帰宅してから大降りになったのが、せめてもの救いか。

車は帰宅後、JAFに来てもらって、JAFのバッテリーでエンジンかかりましたが、このまま、エンジン切らずにバッテリー交換に行かないと、一度エンジン切ったら、多分、またかからなくなる、と言われて、そのまま、カーショップまで土砂降りの中、出かけました。
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一応、お花見に行きました
2006年04月01日(土) 23:47
新年度、明けましておめでとうございます。

お天気も良かったので、近所の公園にお花見に行きました。

小さな公園で、ソメイヨシノの数本ですが、結構、枝振りの良い木があって。

混雑しているところへ行くよりもよいです。

明日は、マリンスタジアム。
天気も心配、マリーンズもライオンズ戦2連敗で心配。

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