日々の雑学 ●●●
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ノアの方舟と放射能の話
2011年08月02日(火) 22:57
先週の話だが、節電のために一週間休みだったので、月火水の3日間は、所沢の西武ドームに野球を見に通ったわけだ。

それとは関係ないと言えば関係ないのだが、先日義妹が皮が破れた太鼓をもらって来て、直せないか相談を受けていた。
お土産物風の素朴な太鼓で、ジグザグに紐がかけてあって、ワッシャーでテンションを調節する、よくあるタイプの太鼓だ。

一度S響の練習に持参して、Tさんに見てもらったのだが、「直るよ。張り替えられると思う。面白いから一緒にやろうよ。おいでよ。」と言われていたのである。

Tさんのお宅は西武ドームの至近の場所にある。
3日間も西武ドームに通って庭先を荒らすのに、素通りするわけには行かない。
そんな経緯もあって破れた太鼓と、野球の応援道具を持って、Tさん邸を訪ねた。

Tさん邸はまだお子さんたちが家にいらっしゃる頃から何度かうかがっているのだが、最近はご無沙汰だった。

Tさんは長らくR大学系列のR小学校の理科の教員を勤められ校長先生もやられて、校長を退かれた後も、学校法人としてのR大学全体を統括する理事会の理事をしばらく勤められていた。

木工でパイプオルガンを作るのがライフワークの一つでもあり、手作りのパイプオルガンがたくさんある。

S響が使ってきた楽器類や、楽器ケースもTさんの手になるものが多いのだけれど、最近ではウィンドマシーンが素晴らしい出来で、Wオケから外注も受け、Wオケ向けにも2個ウィンドマシーンを納品させていただいた。

聖公会の新聞に最近Tさんが書かれた、福島原発の問題とノアの方舟の話を読ませていただく。
Tさんはもちろん理科の先生であるからして、R大学の物理学科を出ているのだが、卒業後に神学もやりたくなって神学も修めている。

自然科学者と宗教家の一見矛盾しそうに見える諸問題を易々と調和させているところがTさんのすごいところなのだ。

ノアの方舟の話と言うのは、神様が創った人間が意に反して悪いことばかりするので、神様は世界を創りなおそうとして、人間が誕生する前の世界に戻してしまうために、大洪水を起こさせるわだが、この洪水は大雨が降ったりして起きるわけではなく、「天の窓が開いて」洪水が起きたと書かれている。
人間が住めない状態の原初の地球に戻すわけだ。
原初の地球というのは放射能に満ち溢れていて、それが長い年月かけて、放射性物質を出し尽くして安定してきて初めて生命の誕生を迎える。

ノアの大洪水というのは、神の怒りによって「天の窓が開かれ」、放射能に満ちた人間が住めない時代の原初の地球に戻してしまったことを著しているのではないか、とTさんは書いている。

大洪水は40日間続いたことになっているけれど、ノアの方舟がもし宇宙船であって、放射能にあふれた地球を離れ、光速で飛行して戻って来たとすると、相対性理論によって、高速で進む物体では時間がゆっくり進むから、ノアが40日間旅している間に、地球は何万年も経っていて、放射能がおさまった地球に戻って来たのではないか、というわけだ。

Tさんは本来神の手によるべき「天の窓を開ける」ことを人間がやってしまったのではないか、という主旨を書いているのだ。

放射能というものは、人間の手には負えない神の手によるものであって、人間は放射能を帯びた放射性物質を処理する術を知らない。
半減期が何年とか言ってるように、放射能を出し切るまで減るのを待つしかないのである。

Tさんが大学時代、物理学科の学生だった当時というのは、ちょうど原子力発電の第1号機を稼動させるかどうかが検討されていた時期で、当時の教授達は、いろいろの審議会や、会合に出て、「原子力の平和利用」の問題に関わっていたそうだ。

一般的に理学部の教授たちは、原子力の平和利用に反対の立場だったそうだ。
地球は安定した元素で出来ていて、不安定な元素を作り出す核分裂という手段は自然の秩序を壊すもので、人間が手をつけてはいけないものではなかろうかという根源的な懐疑を持っていたようだ。

しかし、それとは裏腹に工学部の教授たちは、とてつもないエネルギーが取り出せるということに夢中になっていた、という。

物事の真理を純粋に見極める研究と、人間の生活に役立つ研究とどちらが尊いかは、簡単に結論を言える問題ではない。
原発と放射能とノアの大洪水の話をTさんとしながら、昼ごはんをご馳走になり、おもむろに太鼓の修理に取り掛かった。

太鼓の修理の話を書こうと思って書き始めたのだが、脱線が長くなり過ぎたので、それを本題にしてしまって、太鼓の修理の話は日を改める。

この太鼓をこれから直します
20110727_0014_R.jpg

太鼓を直した後、Tさんに車で西武ドームまで送ってもらったのである。
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