日々の雑学 ●●●
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三陸沿岸の被害と復興
2011年11月08日(火) 23:47
今回、3回目の大船渡訪問で、行きに一ノ関から、気仙沼、陸前高田を見てから大船渡に行った。
陸前高田も3回目、気仙沼は2回目の訪問だ。

直後は写真は撮ったけれど、もう津波被害地の写真は良いよ、という雰囲気だったから、あえて公開しなかったけれど、その後の津波被災地はメディアにもあまり映像が出ないし、少し現状を紹介しようかと思う。

気仙沼は駅周辺が少し高くなっていて、被害を受けていないので、都市としての体裁を保っており、被害地区も漁港沿いなどは、道路をかさ上げして舗装しなおされたりしている部分もある。

2011_1103_0005_R.jpg
元の地面より少し高いところに道路が作られている。

瓦礫も片付いたけれど、まだ手付かずのものも多い
2011_1103_0011_R.jpg

市街地全域が壊滅的な被害にあった陸前高田は瓦礫が取り除かれたけれど、瓦礫がなくなってしまうと、ここが市街地だった痕跡も無くなってしまい、見渡す限りの平原になっている。
2011_1103_0014_R.jpg
2011_1103_0015_R.jpg

市街地の中の細かい道路も含めて、全部まったいらになっていて、市役所や警察も無くなってしまった陸前高田は、今後も厳しいのかもしれない。

瓦礫は山にして積み上げるしか仕方がないのだが、大戦後のベルリンのように土で覆って、木を植えて本物の山にしてしまうしかないのか?
2011_1103_0016_R.jpg

大船渡は、流され残った建物の残骸も含め、瓦礫もきれいに片付き、相当整理されてきている。
大船渡駅周辺、大船渡線の線路は撤去されている。
2011-11-04_0196_R.jpg

それに大船渡は盛地区を中心に市役所、警察がある官庁街が津波被害を受けていないので、拠点となるべきコアは残っている。
太平洋セメントの工場も力強い味方になっている。

そんな大船渡でさえも、津波被災者の中には失職したのは仕方がないとして、終日パチンコに興じてしまっている人も少なくないとのこと。
道路の側溝に溜まった泥を掻き出す作業は、まだ延々と必要で、アメリカ人の大学生ボランティアなどは、終日泥の掻き出しを今でもやっているのだが、被災して失業した市民の中には終日パチンコをしていて、仕事を奪われたのだから仕方がない、という現象も起きているようだ。

泥を掻き出すアメリカ人学生も、パチンコをする被災者も、どちらも無収入で終日過ごすことには変わりない。
パチンコは損失もあるだろうけれど。

家を流されて可哀想な人だから、という意識があることに、私の大船渡の友人は立腹している。

全てが全てそうではないだろうけれど、パチンコ屋が震災前には考えられなかった盛況で満員なのは事実で、パチンコ屋に行ってしまう人の気持ちもすごく良くわかるだけに、その辺をどういう風に市民意識として、今後持って行くか、難しいところだろう。
自分をしっかり持っている人は、着実に歩み始めているけれど、そういう人ばかりではない。
自暴自棄になる人も出てくるし、エゴイズムも出て来る。

三陸沿岸の町と一くくりにしても、元々の産業基盤も街ごとに違い、住民の気質も震災前の平時から、微妙に個性と言うか温度差はあって、そして今回の被害も様々に違う。

求めているもののイメージが街ごとに違ってくるのは当然のことで、ここから先は、仮設住宅の建設や瓦礫撤去のように、一律に必要な支援とは違って、実際のところの、地元ニーズをきちんと吸い上げないと、有効な支援が難しくなる。

特に20年後30年後もこれらの街を背負っていく、30代40代の若い世代が、今後地元をどうして行きたいと思っているのか、発信する側も汲み取る側も重要だ。

思い切って、他の地域に移転するというのも、それが現実的な選択ならそういう支援もあって良いと思うし、全てを元の通りにすべき、という話でもない。

大雑把に言ってしまえば、気仙沼、大船渡、釜石、宮古は何とかやっていけそうな気がする。
南三陸(志津川)、陸前高田、大槌、などは非常に厳しいものがある。
単純に2グループに分けることも間違っているのだが、要はそれぞれ違う、ということだ。
一つの網で救おうとすると、ニーズとのアンマッチも起きるし、国家予算のかけ方と、実際の成果もマッチしなくなる。

是非とも地元に足を運んで、2~3日泊まって、話を聞いた方が良い。

私も大船渡の話は定期的に聞けるが、釜石以北は見てもいないし、ここでいい加減なことは言えない。

友人は、メディアも日帰り取材では全くダメだ、ということは、強調していた。
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