日々の雑学 ●●●
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輪島市白米の「千枚田保存管理推進委員会」設立
2012年01月31日(火) 23:59
能登輪島の白米(しろよね)千枚田をご存知だろうか?

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棚田・千枚田の美しさは、どこも素晴らしいのだが、山口県の油谷町の棚田などもそうだが、海に面した棚田の美しさは格別のものがある。
輪島白米の棚田もそういう風景の一つだ。

先人の苦心惨憺の新田開発の遺産であって、単にきれいきれいでは済まないのだが。

この輪島白米の棚田も高年齢化で耕作が続けられず、1004枚の棚田の4割が、近い将来、地元農家の高齢化で耕作放棄地となる危機に直面している。
耕作ボランティアの育成など担い手確保に向けた対策として、輪島市は今週2月3日に「千枚田保存管理推進委員会」を設置する。

現在でも白米千枚田の1004枚は、耕作地が919枚、休耕地49枚、畑36枚だが、耕作地のうち地元農家が耕作しているのは、396枚。3人の農家が耕作しているだけで、残る耕作地は全国から募るオーナー会員をはじめ、市、JAなどで維持している。
さらにその3件の地元農家も平均年齢は74歳。
全国どこの棚田も同様だが、非常に厳しい局面を迎えている。

「委員会」は石川県や輪島市、地元農家ら16人で構成。
委員長には、私の大学ゼミの恩師であり、卒論指導教授であった、棚田学会会長の中島峰広早大名誉教授が就く予定。

中島峰広先生は、既に全国の棚田関係のあらゆる組織に名前を連ねるばかりでなく、大学退官後の今も、席を暖める暇なく全国の棚田に足を運び、学会、シンポジウムに出て、自ら耕作されている棚田も全国各地に持っておられる。

棚田研究は他に人材がいないので、リタイアされた元大学の先生をこき使い続ける事態になっているのだが、結局、中島ゼミの沢山の教え子の中から、師の棚田研究の分野の後継者は現れなかった。

これには、私も他人事ならず責任を感じる部分もあるのだが、この歳になって、いまさら中島先生の後継者を目指して研究者になるわけにも行かない。

せいぜい、こうやって外野から応援したり、時々は田植え、稲刈りに遊びに行く程度が関の山だ。

棚田は放っておいても残ってくれる遺産ではない。
営農し続けていかなければならない。
そこには景観保護という側面もあるのだが、まずは米作自体の経済性がある程度成り立たないといけないのと同時に、これらが耕作放棄地になれば、地すべり災害の危険地帯と化すことも念頭において置かないといけない。

輪島白米の千枚田、何とか後世に残したい。
「委員会」が上手く機能することを祈念する。

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