まーだマリーンズの話を書くつもりか、と思われるかもしれないが、書くよ。
今までもずっとそうだったし、これからも。
徳俵につま先立ちでのけぞっている状態だけれども、グライシンガーが3安打無失点、益田、薮田はノーヒットで完封リレー。
グライシンガーは12勝で成瀬の12勝と並んだけれど、成瀬は11敗しているので、勝ち越し貢献としては、8敗のグライシンガーの方が上だ。
そして打つ方は3人の左ピッチャーから、角中勝也がタイムリー3本で、全打点を叩き出した。
打率.314に上げて、負傷で今日はベンチだったナカジを上回り、パ・リーグ首位打者になった。
休んでいるナカジが今後の残り試合に出るのかどうかわからないけれども、昨日・今日出場しないことに関して、「打率が上げられるんだったら出ている」という意味の発言をしており、出ても十分なバッティングができないという状態なのだろう。
3位の可能性がなくなった状態で、角中の打率が上だったら、残り試合もう出場させない、という選択肢もあるだろう。
そのあたりの機微は、何度も首位打者争いの経験のある、監督、ヘッドコーチのご両人にお任せしたいが。
角中は昨年終盤、確実にブレイクしてたのにも関わらず、荻野貴司、サブローの復帰や、不動と思われた岡田、そして、清田、伊志嶺、工藤。
大松をファーストにコンバートしても、まだ余り気味の外野陣にあって、角中は今春、キャンプも開幕も2軍だったのである。
パ・リーグ首位打者を取ったとなると、そういう選手を2軍スタートと判断した首脳陣の不明も証明することになるし、ここ数年外野手ばかりを補強したきた方針もどうなのか?という疑問も出てくる。
清田などは、出場機会を増やそうと思ったら、今オフは思い切って内野の守備練習をした方が良いように思う。
さて、角中の背番号をどのように処遇したものか、このところずっと悩んでいる。
今岡が付けていた「2」は今オフに空くけれども、どうも、東洋大の後輩の鈴木大地が引き継ぐらしい説がある。
「7」は空いている、というか、空けてあるのだが、これはあの人の去就次第だろう。
タイガースということになれば、何の迷いもなく「7」で良い。
私案としては、どうにもダメダメな大嶺裕太の「11」を剥奪して、気分一新して欲しい荻野忠寛を「0」から「11」に変更、角中を「61」から「0」に、というのも良いとは思っているのだが。
タイミング的には一番難しい時期だ。
数年後には一気に「3」「6」「9」が空くのかも知れないという要素はある。
あまり玉突き変更は伝統的に好まないマリーンズだ。
服部の「20」剥奪されるように思われるし、益田は同期大卒ルーキーが「18」「16」をもらっている中で、「52」での新人王ということになれば、バランス上も若い番号に変わるのだろう。
他にも10番台20番台の投手には整理したい部分がたくさんあるのだが、これらは今オフ獲得するルーキーや、トレードも絡んでくる話だろう。
生え抜き主力選手のトレードは昨年、エライ懲りているはずで、しばらくないように思うが。
本当は西岡の獲得に大枚を費やすなら、ホームランバッターの獲得にその原資を回した方がチームの補強策としては正解なのだが。
今季も井口の10本がチーム最多である。
ホワイトセルはホワイトセルで、残留で良いとは思うけれど、もう少しレベルの高い話をしたいものだ。
3安打無失点ピッチングで12勝目のグライシンガー
タイムリーヒット3本の全打点で、首位打者に躍り出た角中
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