日々の雑学 ●●●
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「地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」ちくま新書
2013年07月29日(月) 23:09

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? (ちくま新書)
(2010/07/07)
久繁 哲之介

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久繁哲之介 著 「地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?」ちくま新書、読了。

なぜ宇都宮市の109が出店後数年で撤退することになったのか?

岐阜市に建設された、岐阜シティタワー43と、廃止された路面電車、柳ケ瀬商店街の滅亡。

箱物建設は地域に利することは一切無く、むしろ衰退を促す、という事例を、全国各地の類例を提示。

郊外への大型店誘致、出店も、地域を利することはない。

街中(まちなか)を活性化させるには、どういう視点が必要なのか?
従来型の行政の手法、「土建工学者」たちのアプローチの罪を明らかにしていく。

陳腐な言い方をしてしまえば、ハードよりソフトに、という言葉になるのかもしれないが、ここに書かれていることは、直接的には地方都市の問題を主題に扱っているのだが、従来型の「鉄とコンクリート」の投資が、なんら市民に資することがない、という意味では、大都市、大都市郊外、農山村でも、同じ問題を抱えているのかもしれないと、思わされた。

市民の日々の暮らしに魅力のない街中に観光客を惹きつけることはできないし、商売っ気が見えてしまう施策は長続きせず失敗する、という点も共感。

建設前に主要テナントの三越が出店を辞退、オープン後数年で主要テナントの服部家具店が撤退した岐阜シティタワー43
gifucitytower43.jpg

旧札幌市電の車両も走っていた名鉄岐阜市内線
gifusiden.jpg

岐阜市は名鉄岐阜市内線の赤字55年分の建設費を投じて、岐阜シティタワー43を建設して、岐阜駅中心の活性化をを図ろうとしたが、相前後して市内線の廃止も決定された。

上手く行っている地域もあるのだが、著者は成功事例の「視察文化」の弊害も指摘。
成功事例の「視察」、模倣はほとんど失敗する。
若者・女性視点で行われることのないオヤジ視点での「視察」行動では、何が成功の秘訣なのかを見極めることはできない、という。

地元の本当の意味での魅力が何なのか、都市計画家や有識者、霞ヶ関ではなく、地元自身が気づくことが大事だが、それがなかなか難しい。
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