日々の雑学 ●●●
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私たちの里山保全活動
2013年09月19日(木) 23:28
里山の保護活動というのは、いろいろな場所で、いろんな形で、いろんな思いで行われていると思う。

最初に大前提として明確しておきたいのは、「里山は自然ではない」ということがどの程度了解されているか、という点だ。

「自然」というのは「あるがまま」ということである。

里山というのは、如何に「あるがまま」で無くそうか、という努力してきた結果である。

自然保護活動と里山保護活動は大きく違う。

里山の定義はいろいろあると思うが、人間が利用してきた土地である。

おじいさんが「やま」へ柴刈りに行く、薪炭供給地としての「やま」。
この「やま」は、必ずしも高くなっている部分を意味しない。

平地林であっても薪炭を得るための林は「やま」である。

人間が適度に「撹乱」する「半自然」という言われ方をしたりもする。

そういった中で、私たちがこだわっているのは、北総台地特有の「谷津田」の斜面林と、谷津田(水田)を
「人間が利用している状態」を保つことで、生物多様性を保ちたい、という思いだ。

人間が水田耕作することで、初めて生きられる生物は多い。

深山幽谷というのは、実は野生生物の密度は薄い。

昭和30年代のエネルギー革命以降、薪炭の需要が無くなると、「やま」は放置され、日本人のコメの消費の減少があるにもかかわらず、農地干拓はどんどん進められた結果、減反政策ということになる。

形も不規則で、大型農業機械が入りにくい、棚田、谷津田というのは、真っ先に減反の対象地となり、さらに農家の高齢化が耕作放棄に拍車をかけている。

田んぼを田んぼの状態で保つのは、結構大変なことである。

わかりやすい指標生物としては、千葉県のレッドデーターブックのAランクで、最重要保護生物であるニホンアカガエルがあるが、ニホンアカガエルは林で過ごし、田んぼに産卵をする。
斜面林と田んぼがセットになっている谷津田は、水田耕作がされている限りにおいては、ニホンアカガエルにとっては、適した生息地である。
しかし耕作が放棄され、数年を経ると、水面は見えなくなり、カエルは産卵が出来なくなる。

トキやコウノトリもそうなのだが、メダカもトンボのうち多くの種も水田があればこそ、生息できる生物だ。

「生きものがいっぱいいる田んぼ」と「斜面林」を手入れをして、撹乱して行きたいというのが、私たちの思いだ。

稲刈りあとの水田を泳ぐメダカの群れ
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古代米の一つ緑米
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