日々の雑学 ●●●
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谷津田の魅力とは
2013年10月15日(火) 22:46
千葉県の北半分の北総と呼ばれる地域や茨城県南部の谷津田には他の里山とはちょっと違った独自の魅力がある。

江戸川を越え、国府台の台地を上がったあたりから、おおむね利根川、九十九里平野に至るまで、上部は平らな台地で、谷が細く長く入り込み、その境が斜面林となっている地形をずっと繰り返す。

利根川を渡って茨城県側にも少し続く。

一度海没して平らに堆積した層が台地の上の面で、海面が下がって、川筋だけが谷状に低くなった2段構造になっている。

日本には平野の淵にはどの地域でも、概ね里山と呼ばれる地域があって、田んぼと雑木林の低山が隣接しているものだが、その低山は多くの場合、そのまま標高を増して、本当の奥山に繋がっているのが普通だ。

狭山丘陵や比企丘陵ももちろん里山なのだけれども、それは秩父多摩に繋がる本当の奥山の前山としての里山である。
丹沢もしかり。

北総台地は、田んぼから斜面林を上がった上の部分も平らであって、それがしばらく続くと、また谷津になって、と、それを延々と繰り返していく。

房総半島の南部には奥山はあるけれども、北総は基本的には奥山はどこまで行っても現れない。
里山が繰り返されるのである。

斜面林と田んぼが近接していることで、生物多様性に富む、複雑な地形と土地利用になっているのである。

それも住宅地のすぐ近くに存在しているところも魅力なのだ。

特にカエルたちにとっては、普段生活する林と産卵をする田んぼが隣接していることが重要なのである。
山だけでもダメだし、田んぼだけでもダメなのである。

適度に人間が介入し撹乱する林と、水田耕作される谷津田がセットで存在していることが大事。

レッドデータブックに載っている絶滅危惧種も多いけれども、絶滅に瀕しているのは、それら生物そのものというより、
「コンクリートで固められていない、生きものが行き来できる水路」
を持つ田んぼが絶滅に瀕しているのであって、田んぼと斜面林に人間が手を入れてやると、それこそ湧くように生き物たちは戻ってくるのである。

しかし経済性優先の社会では、それが難しくなって来ている。

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