日々の雑学 ●●●
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「千葉県における林産物(シイタケ等)の放射能検査の状況とその結果について」
2013年11月15日(金) 21:40
「千葉県における林産物(シイタケ等)の放射能検査の状況とその結果について」という内容で勉強会があった。
千葉県農林水産部森林課の方を講師にお迎えして、現状をうかがった。

しいたけは、放射能という問題については、なかなかやはりむずかしい作物で、厳しい実情がよくわかった。

県が公開している資料はこちら

食品の100ベクレル/kg未満という暫定基準の是非自体はさておき、100ベクレル/kgという基準でもなかなか出荷が難しい地域が多い。

原木なめたけでは出ないので、やはりしいたけが特殊なのだが。

shiitake20131114_jpg.jpg

この地図を見てもわかる通り、ざっくり市原市でないと出荷が出来る水準にないし、君津市富津市も出荷制限中である、というのが現状だ。

「移行係数」というものがあって、土壌がこれだけの放射能だったら、そこで収穫される作物にどれだけの放射能が出るか、という係数である。
これは普通は1.0以下なのだが、原木しいたけの場合は、2.0とされていて、ほだ木の測定値が50ベクレル/kgだと、収穫されるしいたけでは100ベクレル/kgとなる。

したがって露地の原木しいたけでは、ほだ木にする原木そのものが50ベクレル/kg以下でないと、基準値の100ベクレル/kgのしいたけの収穫が見込めない。
これは、標準的な係数であって、必ずそうなる、というわけではなく、過去のデータから見て、それくらい見ておいた方が良い、という値である。

禁床しいたけはそれほどの値は出ないのだが、それでも禁床にはしいたけの場合「おが粉」を使うのが一般的で、元々は樹木であり、それがどういう由来のものか、によってしまう。

いたずらに心配をあおっても仕方ないのでフォローしておくと、基準値を超えたものは市場に出回らないので、関東産のしいたけであっても、流通に乗っているものは、大丈夫なものである。
こういう話題を書く時に、風評被害を助長するのではないか、という心配は常にある。

千葉県はそれほど大規模なしいたけ農家が多くあるわけではないが、北関東には大規模なしいたけ農家が多い。
ほだ木を一本一本を専用の洗浄機にかけているそうだ。

表土の線量の高い場所が必ずしもほだ木の線量も高いわけではなく、なかなかこういうところに注意すればよい、という因果関係がつかめないところが難しいらしい。

しいたけを主に栽培しているわけではない農家では、出荷停止が続く間に、もうしいたけ栽培をやめてしまおうか、と考えるところも増えているようで、深刻な課題だと言える。

実測値の分布を見ても、なかなか地域的な分布には距離的な因果関係が見られず、以外なところで高い値が出て、北部でも「検出せず」(N/D)のところも多い。

たけのこはほぼ問題なく、山菜ではほとんど検出せず、ということで、山の幸も様々なので、正しい情報を知る必要がある。
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