日々の雑学 ●●●
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江戸城天守復元のこと
2014年07月05日(土) 22:31
今日の日経新聞に江戸城天守木造再建の話題が掲載され、今日の記事アクセス1位になっている。

江戸城の再建費用350億円 「木造」観光立国の夢

昭和30年代に鉄筋コンクリート天守ブームがあって、全国各地に鉄筋コンクリート製の天守がたくさん出来た。
これは日経の記事も指摘しているように、戦後復興のシンボルとしての意味合いが大きかった。

その後文化庁の史跡保護方針として、天守は天守跡・天守台自体に歴史的価値があることから、半端な模擬建造物をその上に建設することは許されなくなった。
歴史的史料に基づき可能な限り元々の状態を再現する、木造復元天守しか許されなくなったこともあって、天守復元は史料、古写真に基づいた木造復元が主流になってきた。

白河小峰城、掛川城、白石城、新発田城、伊予大洲城、と続いている。

天守以外でも、城郭建築の木造復元は、御殿の復元も、丹波篠山城、彦根城、金沢城、そして大きなプロジェクトとしては、名古屋城の本丸御殿が復元(一部公開開始)中である。
佐賀城の本丸御殿も復元中である。

大阪城や名古屋城など、現在鉄筋コンクリート復元天守があるところでさえも、取り壊しての木造再建が議論され初めている。
熊本城で飯田丸五階櫓、本丸御殿や門や櫓などの復元が公式に進行中である。

日本は海外からの観光客が少ないことが長年課題になっているのだが、なぜ日本に観光客が少ないか、自分たち日本人が海外を旅したときに、何をしているかを考えれば、すぐにわかることである。

北京に行き、まず何をするか、パリで、ウィーンで、プラハで、何をするのか、これすべて「前政権の王宮」を見に行くことがメインになっている、ということに気づかないだろうか?

ベルリンでは、現在、1945年に空襲で消失したベルリン王宮が5億9,000万ユーロの予算を投じて、再建が開始されようとしている。

ベルリン王宮は1945破壊当時の外観は、ほぼプロイセン時代のもので、プロイセンがドイツ全土の実質的支配を確立したのは、明治時代になってからのことである。
歴史的な伝統という意味では江戸時代の日本の城郭の方が古い。

日本に観光客を呼ぼうとすれば、江戸城を再建するのが最もわかりやすいのである。
復元で意味があるのか、という議論は、空襲で一度完全に壊滅したワルシャワ旧市街が、復元されて世界遺産になっていることを見れば、議論するまでもない。

東京駅からも徒歩圏で、現在、本丸御殿と天守に関しては、他の建物が建っているわけでもなく更地である。
皇居との併存に支障があるわけでもない。

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私も江戸城再建には、大筋賛成なのだが、個人的には天守よりも、本丸御殿の再建の方が意義が深いと考えている。
江戸城に天守が存在したのは、江戸時代を通じて、ごくわずかの期間である。
一方、本丸御殿は、幕末間近の1863年11月に大火で消失するまで存在し、様々な歴史的事件の舞台となってきた。
史料は豊富にあり、どこにどのような障壁画が描かれていたかもわかっている。

天守は本丸の後で良いという気がしているのである。
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