2007年03月20日(火) 22:38
山本博文著「学校では習わない江戸時代」を読む。
著者は江戸時代に関しては第一人者の感がある。 様々な媒体に掲載された文章を一冊にしてあるから、体系的でなく散漫な印象は免れない。 藤沢周平の海坂藩を取り上げて武家のあり方を見ている点が目新しい視点だ。 その他、伊達騒動に関するもの、忠臣蔵・赤穂事件に関するもの、など 従来、表層的な理解に留まっていた部分に光をあてなおす。 鎖国に関しても従来にない鋭い視点を投げる。 鎖国政策に関する指摘は示唆に富み斬新だ。 まさに「学校では習わない」というか、違った教え方をしていた「江戸時代の常識」を違った切り口で見る。 スポンサーサイト
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