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日々の雑学 ●●●
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ズデニェク・マーツァル/チェコフィルのマーラー3番
2007年11月26日(月) 23:15
ズデニェク・マーツァル/チェコフィルのマーラー3番をサントリーホールで聞く。
数日前にe-プラスから「関係者用の座席緊急放出」というメールが来て、申し込んだ。
マーツァル/チェコフィルのマーラー3番のCDがレコード・アカデミー賞を受賞したことは知っていたが、咋秋プラハのトヴォルザークホールで彼らの演奏を聞いたので、日本で3倍の値段で、というのは、ちょっと躊躇していた。
緊急放出という言葉に乗せられ、申し込んでしまった。
2階のセンター8列目という素晴らしい席であった。

そして、値段に引き合うすばらしい演奏であった。

ミスやズレが皆無という訳ではないのだが、マーツァルがインタビューで「マーラーはチェコの作曲家である」と語っているように、マーラーの生地ボヘミアの歌謡性、舞踏性という側面のごく自然な共感はマーラーへのアプローチとしては、十分妥当性のあるもので、楽しめた。
特に3番は歌の要素が大きいので、ユダヤ的精神性・運命性を云々するよりも、マーツァルのアプローチのように、楽員の体に染み付いたボヘミアの舞曲のノリを引き出してやる方が、良い目が出るのだろう。

本筋はそんなところで、以下は瑣事を。

指揮者の名前の日本語表記だが、CDの業界ではズデニェク・マーツァルとして紹介されてきたが、コンサート業界ではズデネク・マカルと表記されている。
「のだめカンタービレ」のドラマに出演したときも、クレジットはズデネク・マカルであった。

まずZdenekについてだが、1つ目のeにはハーチェクがなく、2つ目のeにはハーチェクが付いているので、ローマ字的に書けば、Nyeであり、「ネ」ではなく「ニェ」とする方が良いように思う。
コシュラーもズデニェクと書いていた。

苗字のMacalだがこの『ca』は、ツァなのか、カなのか?
チェコ語でカキクケコを書く場合、普通はkが登場する。
チェコの国名はCeskaだが、Cにはハーチェクが付いている。
ハーチェクが付くと日本語で言えば拗音化するのでチェとなる。

チェコに、チェスケー・ブディヨヴィツェCeske Budejovice(最初のCにハーチェク、Ceskeの2番目のeにチャールカ、Budejoviceの1番目のeにハーチェク)という古い町並みで知られた街がある。
この最後のceはツェである。

ノイマンのファーストネーム、Vaclavもヴァーツラフと読み慣わしてきて、ヴァークラフではない。

Macalの最初のaにはチャールカが付いているので、これは長母音としなければならず、「カ」か「ツァ」かに関わらず、マーカル、マーツァルとすべきであり、マカルはあきらかに違うはずである。

これらを綜合すると、ハーチェク無しの「c」はツァ、ツィ、ツ、ツェ、ツォとなるのではないか?

従って、オクタヴィア・レコードの肩を持つわけではないが、ズデネク・マカルは間違いで、ズデニェク・マーツァルが正解ではないかと思う。

caが「カ」だったとしても、ズデニェク・マーカルであり、ズデネク・マカルは間違いである。

些事の2番目、ティンパニの配置である。
1番ティンパニ奏者上手側におり、ドイツ配置で、2番ティンパニ奏者が下手側に並び、アメリカ配置であった。
つまりお互い低い音の楽器が相手の側に来ていて対称に楽器が並んでいる。

客席から見ると、鏡を見ている感じである。
終楽章の最後の場面など、見ていて面白かった。

最近、日本のオケも外国のオケもそうだが、ティンパニの配置はドイツ式とアメリカ式(あるいはフレンチとも)が混在してきていて、昔のように、ここのオケはこの置き方、ということが予想が付かなくなってきている。
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