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ここにきて、急に逆風?「女系天皇」
2006年01月17日(火) 15:08
三笠宮寛仁親王の雑誌での「女系慎重論」以来、昨年までの、女性・女系天皇イケイケドンドンだった雰囲気が、今年に入って急に風向きが変わってきた。

NHKニュースでは「日本会議国会議員懇談会」が「男系による皇位の継承という伝統を変えるべきではない」と言い出したことを報じているし、
(ここでは日本会議の主張より、NHKのテレビニュースがそれを報じたということの方が重大事なのだが)

また産経新聞も今日、「皇室典範改正案、高まる見送り論」と題して、久間自民党総務会長が「女性天皇と女系天皇の違いを理解していない国会議員もまだおり、これから認識を深めていく必要がある」との発言を取り上げている。

もとより、女系天皇反対論者の私としては、歓迎すべき状況ではあるが、この産経新聞の記事の中の

現在、皇位継承順位一位の皇太子さまが四十五歳、二位の秋篠宮さまが四十歳とまだ若く、実際に皇位継承の危機が訪れるのは「三十-四十年後」(研究者)とされる。このため、「通常国会でやらなければならない緊急性はない」(久間氏)
という認識は、ちょっとおかしいのではないか、と思う。

この文脈では、「皇太子もしくは秋篠宮文仁の死」の時期が皇位継承が危ぶまれる時期、であるかのように読めるが、30年~40年後には、順当に考えれば、愛子内親王も、眞子内親王も佳子内親王も、ご結婚されているはずであり、現典範を変えない限り、ご結婚はすなわちサーヤと同じく皇族身分を離れ、臣下に下る、ということである。

「皇太子もしくは秋篠宮文仁の死」の時期になって周りを見渡したのでは、男子であろうと女子であろうと、皇族は一人もいない状態になっているのである。

三笠宮寛仁親王家の彬子女王は1981年のお生まれであるから、もう25歳になられるのであり、今にも結婚されてもおかしくはない。
瑶子女王も2つ年下で既に20代、高円宮家の3人の女王ももうすぐ20代になる。

25歳の女性の結婚がどのような形になるのか、が、遡上に乗っているのであって、このことを、30年先40年先の話、と認識する「研究者」の認識を疑う。

そもそも、有識者、マスコミも含め、問題は、愛子天皇、そして愛子天皇のお子様の問題、という風に捉えている傾向があるが、愛子さまがお子を成せるかどうか、は、楽観して良い問題ではない。

明治天皇以降の皇統及び直宮家の方で、お子を成す事ができたのは、大正天皇、昭和天皇、三笠宮崇仁親王、今上天皇、三笠宮寛仁親王、高円宮憲仁親王、徳仁皇太子、秋篠宮文仁親王。

残念ながらお子を成せなかったのは、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王、常陸宮正仁親王、桂宮宜仁親王。

お子を欲しても30%くらいの確率で、男子女子を問わず、お子が出来ない可能性はあるわけなので、愛子さまのお子様を規定の念頭に置くことはできない。

典範改定の有識者会議は、そのためのリザーブとして、女性皇族は結婚しても皇族に留まり、宮家を継承(あるいは新設)する、としたのではなかったか?

久馬総務会長の言うように、拙速は避けるべきだが、かといって、それほど(何十年も)時間に余裕があるわけではない。
女系を容認するなら、25歳の三笠宮彬子女王の結婚前に典範改定をしないと、そこに皇族身分になるかならないか、の分かれ道が出来てしまい、典範改定の時期そのものが恣意的な色彩を帯びてしまう。

今上天皇崩御の折には、立太子をするわけだから、その際の皇太子が秋篠宮文仁親王なのか、敬宮愛子内親王なのか、は、国民的コンセンサスを得る十分な時間を持って予め決められているべき問題だと思う。

皇太子、秋篠宮が亡くなる40年後には、今上天皇の孫の3人の内親王、三笠宮崇仁親王の孫の5人の女王は、普通のオバサンになってしまっているので、皇族は誰一人いなくなるのである。

戦後臣籍降下した旧皇族男子の皇籍復帰も「国民の理解は得られないだろう」としているのであるから、一度民間に嫁がれた女性の皇族復位というのは、さらに理解を得にくい問題になるだろう。

まあ、いずれにしても、女系天皇容認ムードに、極右団体以外からも異論が出て来て、男系継承の主張がマスコミに報道されるのは、良い傾向だとは思う。

男系男子継承をすべき、だという私の論は、変わっておらず、現皇族に男系男子がいない以上、現皇統に血縁が一番近い男系男子を考えるのが、普通の考えだと思うのだが。

伏見宮系の旧皇族は男系の系譜はあまりに遠すぎる。

私はやはり、
東山天皇-直仁親王-鷹司輔平-鷹司政熙-鷹司政通-徳大寺公純-徳大寺実則-徳大寺公弘-徳大寺実厚-徳大寺公英-徳大寺実啓-徳大寺公信
の徳大寺分家が、現皇統に最も近い男系男子だと思っているので、この徳大寺分家の線を何とか遡上に乗せたい。

確かに、この家は皇族ではないし、かつて皇族であったこともない。

しかし、久邇家、東久邇家、竹田家、も、現当主、あるいは、将来擬せられる、皇位継承者としての、皇太子・秋篠宮よりも若い世代の人は、その人本人は、皇族として生活をしたことは無いわけで、皇族でない人間を皇族に据えるという意味では、旧伏見宮家子孫が皇族になることも、徳大寺家の人間が皇族になるのも、一般人を皇族にするということでは同じ。
同じなら、現皇統と男系男子血縁で最も近い方を選ぶべきで、それは徳大寺公信氏ではないのか?
という素朴な疑問を持つのである。

寛仁親王や、平沼赳夫議員ら、「男系維持派」は、具体的には誰を念頭に発言しているのだろうか?
皇族には秋篠宮より若い男系男子はいないのだから、少なくとも「今は皇族ではない誰か」に継承されるべき、ということ・・・なのだろうが・・・。
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この記事へのコメント
実際には、「男系派」=「旧皇族復帰運動」のようです。ただ、実際には候補者を一本化できずに分裂するのは必至。三笠宮発言は竹田が裏で糸を引いてるというのが専らの噂で、このような謀略まがいのやり方に、他の家は苛立ちを隠せないそうです。
徳大寺擁立運動は、男系相続をネタに旧皇族の皇族復帰を狙う活動を嫌う真性男系派のものですが、いかんせん支持者が非常に少ない。
2006年02月02日(木) 20:55 | URL | ※ #z3Wc00To[ 内容変更]

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やや下火になった感のある皇室典範改正論議であるが、この問題の重要性、緊急性はいささかも失われていない。最大の危惧は「皇族がいなくなるかもしれない」という惧れである。また皇室は、「男系」「結婚」「終身」といった大きなリスクに晒されている。このままでは皇室

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